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環境・エネルギーアーカイブ

0001-01-01

recycle_ticket.jpg このカテゴリーには環境やエネルギーを中心とする話題をあつめています. 上位のカテゴリーはカナダからのブログです.

このページには書評もふくまれていますが,環境・エネルギーに関する書評のページにはそれらの書評だけをあつめています.

なお,このページは環境・エネルギーアーカイブ のページの先頭に表示されるように,意図的に投稿日時を 0001-01-01 00:00:00 としてあります (実際の投稿日時は 2007-11-03 19:29 です).

おもくなるのをさけるためにアーカイブのページには写真がはいらないようにしていますが,個別ページにある写真をここに引用しておきます.

2007-06-09

自宅はもう約 20 年まえにたてたものですが,たてるまえから建築として一番きにいっている場所は階段室です.

つづく…

2007-08-25

冷暖房の温度設定にまつわる話題を書きます. 温度をはかって最適化しようとする理科系の私は家族から奇異におもわれていましたが,いまではそれがただしいやりかたであることがわかったのではないかとおもいます.

つづく…

ほぼ 20 年前に自宅をたてかえました. そのとき,リビングルームの照明として蛍光灯ダウンライトをえらびました. 蛍光管は FDL18EXL という,管を 2 回おりまげたタイプです (このリンクは特定メーカー品につながっていますが,規格品なので他社も製造しています). ダウンライトじたいはあまり効率のよい照明ではないのですが,蛍光灯をえらんだのは節電・エコロジーのためです. 電球型蛍光管も検討しましたが,将来をみこして,上記のものにきめました.

つづく…

2007-08-30

レジ袋のむだをへらすため,有料化が検討され,“マイバッグ” をもっていくことが奨励されようとしています (たとえば 「レジ袋削減キャンペーン実施中」). 有料化によってむだをへらそうというのはけっこうなことですし,“マイバッグ” をもつのがよいとかんがえるひとはそうすればよいでしょう. しかし,コンビニにいくとき,いちいち “マイバッグ” をもっていきたいとおもうひとがどれだけいるでしょうか? 私は “マイバッグ” をもつのではなくて,レジ袋をくりかえしつかうようにしています.

つづく…

温暖化防止のためには白熱電球を蛍光管にかえるのが有効です. これまでつかわれてきた器具をいかし,これまでつちかわれてきた文化を継承していくには,できるだけ白熱電球にちかい蛍光管をつくるのがよい. 東芝はこの仕事を徹底的にやってきています. このこだわりは賞賛するべきものでしょう. かたちもとことん白熱電球に似せ,点灯したときのみえかたまで似せた電球形蛍光管 ネオボール Z-REAL EFA10EL8R については 「建築としての自宅で一番,きにいっている階段室」 でもふれましたが,もう一度,この蛍光管について書いてみたいとおもいます.

つづく…

2007-10-22

最近,家電量販店などで,しばしば消費者がリサイクル費用をはらって回収された家電品がリサイクルされずに横流しされていることが問題視されています. 不当にもうけたのだとすればどこかに問題があるとはおもいますが,リサイクルつまり廃棄するよりそのまま使用できるものなら使用したほうがエコロジー的にはよいはずです. それが問題とされてしまうことじたいに,どこかおかしな点があるのではないでしょうか?

つづく…

本書は環境問題に関して,まちがった知識が流通していること,それがマスコミによって流通させられていること (とくに朝日新聞のなまえが複数回あらわれている) を指摘している. そして,われわれがどういう論理にだまされているのかをしめしている. ダイオキシンは猛毒だとか,温暖化によって北極と南極の氷がとけて海水面が上昇するというウソには私もダマされていた. マスコミがウソをながさないようにすることがまず必要だが,それにだまされないようにするためのヒントをあたえてくれている. とはいえ,だまされないようにすることは,そんなに容易ではない.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 環境問題はなぜウソがまかり通るのか@ [bk1]環境問題はなぜウソがまかり通るのか@Amazon.co.jp

つづく…

2007-10-28

武田 邦彦 は 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 という本にひきつづき,「環境問題はなぜウソがまかり通るのか 2」 という本でもペットボトルのリサイクルの問題点を指摘しています. リサイクルは環境負荷をかえってたかくするので,ペットボトルを 5 回つめかえてつかうことをすすめています. 回数を意識したことはありませんが,ペットボトルをくりかえしつかうのは私が実践してきたことでもあります. また,私はふだんはなるべくペットボトルの飲料を買わないようにして,かわりに紙パックの飲料を買うようにしています.

つづく…

あまりタイムリーな話題ではないのですが,武田 邦彦 著 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか 2」 という本にクールビズの問題点が指摘されているのを読んだのをきっかけに,私のクールビズについてのかんがえを書いておこうとおもいます.

つづく…

2007-10-29

前著にひきつづいて,温暖化問題のウソや,バイオ燃料をつくるのにそれ以上の石油がいること,ペットボトルなどのリサイクルがかえって環境負荷をたかめたり問題をおこしたりすることなどを指摘している. リサイクルをやめてプラスティック廃棄物も焼却するほうがよいと主張しているが,それは結局,対策としてはゴミをへらすしかなく,ものを愛用するつまりだいじにつかうべきだということになる. たとえば,ペットボトルを 5 回くりかえしてつかうことをすすめている. 環境問題にはそんなにウマい手はなく,政府などによってマヒさせられている常識をちゃんとはたらかせることが必要だということだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 環境問題はなぜウソがまかり通るのか 2 @ [bk1]環境問題はなぜウソがまかり通るのか 2 @Amazon.co.jp

つづく…

環境問題に関する議論にはウソがおおいという. 同様の趣旨の本として 武田 邦彦 の 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 (1, 2) がある. 本書では地球温暖化問題,ダイオキシン問題,外来種問題,自然保護の 4 点がとりあげられていて,そのうち最初の 2 つは前記書とかさなっている. ウソをあばいて読者がだまされないようにするのはたしかに重要なことだが,本書では現在主流の論点がくずされたあと,かわりにどうしたらよいのかがほとんどわからない. 最初の 2 つの問題に関しては前記書のほうがもうすこし建設的な議論をしているようにおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 環境問題のウソ@ [bk1]環境問題のウソ@Amazon.co.jp

つづく…

2007-11-04

私がどのようなシャワーヘッドをつかっているかについては 「シャワーヘッドの形状とつかいかた」 という項目に書きました. シャワーは節水のため,ぎりぎりしぼってつかうようにしています. これで冬場は問題ないのですが,夏になるとこまった問題がおこってきます. 水の温度が設定温度よりたかくなったり,逆にひくくなったりする (水がでる) のです. つぎに買うときはこういう問題がおこらない給湯器が買いたいとおもうのですが,以前しらべたかぎりでは,いまのガス給湯器にはこの点に配慮したものがほとんどないようです.

つづく…

2007-11-28

本体が安価なエアコンは効率がひくくてエネルギー浪費・温暖化につながります. しかし,省エネルギー・温暖化防止につながるエアコンは本体が高価です. どうやってエアコンを選択するべきなのでしょうか? 私はエアコンを使用する頻度によってきめています.

つづく…

2007-12-02

妻がビデオカメラにカセットをいれるときにいちいち音がするのはうるさいといっていました. わが家の電気製品のなかでは電子レンジも 「チン」 とだけいえばいいものを,ながながと音をたてます. 最近はしゃべる電気製品もあるので,そういうものを買ったら,もっと騒々しいことでしょう. 日本にきた外国人がよくいうことは,電車のアナウンスがうるさいということだそうです. 電気製品がたてる音も,やはり日本人の特性を反映しているということでしょうか?

つづく…

2007-12-03

太陽光発電や風力発電は化石燃料の使用量をへらし,省エネルギー・温暖化防止のために有効です. しかし,このような自然を利用した発電は自然条件におおきく左右されます. そのため,自然の電力源がすくなくなったときにそなえて,電力会社は火力発電に設備投資することが必要になり,収益を圧迫しています. この問題を解決 (軽減) するのに,電力の需要と供給の関係に応じた価格設定する,つまり価格の変動制が有効だとかんがえられます.

つづく…

2007-12-07

この 1 年のあいだに 2 個のエアコンを交換する必要がありました. これらは故障による交換なので,なやむ必要はとくにありませんでした. ところが,わが家には 1990 年ころのふるいエアコンが 2 台のこっています. これらを交換するべきかどうか,マニュアルにある仕様とあたらしいエアコンの仕様とをくらべてかんがえたのですが,エアコンの機能の差もあり記述法のちがいもあって,比較は困難でした.

つづく…

2008-01-07

武田 邦彦 著 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 のウソをあばくと称している. たしかに,武田の本の弱点を突いてはいる. しかし,それは武田の本の本質的な部分ではない. 本質をはずした部分ばかりを執拗に攻撃しても,うんざりするだけである. この攻撃を真にうけて武田の本の価値をうたがうひとがいたら不幸なことだが,これまでの書評をみるかぎりでは,さいわい,そういうひとはすくないようである. この本のなかではむしろ,武田への攻撃を終えて他のさまざまな温暖化を否定する言説を分析している部分のほうがおもしろい. ただし,ここもダマされないように注意ぶかく読む必要があるだろうが…

評価: ★☆☆☆☆

関連リンク: “環境問題のウソ”のウソ@ [bk1]“環境問題のウソ”のウソ@Amazon.co.jp

つづく…

2008-01-20

暖房はその規模や燃料などによって分類されていることがおおいのですが,省エネルギー,温暖化などの観点からすると,もっとちがった分類が必要なようにおもわれます. なぜなら,ファンヒーターやエアコンなどのような風をおこすしくみでは,風のために体感温度がひくくなるとかんがえられるからです. 環境省などでは暖房温度を 20℃ 以下にするように推進していますが,実際には 20℃ ではさむいというので,まもられていないのが実情です. 熱を拡散させるためにつかうしくみや空気環境 (風など) までうまく制御しなければ,快適でかつ省エネ・エコロジー的な暖房を実現することはできないのではないでしょうか?

つづく…

2008-02-16

省エネ・節電や環境のため,つまり CO2 排出量をおさえるために暖房温度を 20℃ にしようということがいわれています. これは設定温度を 20℃ にしようということなのでしょうか? 設定温度を 20℃ にすれば室温は 20℃ になるのでしょうか? この問題についてかんがえてみたいとおもいます.

つづく…

CO2 排出量削減が世界的な課題となっています. 日本では企業などに関係する排出量はかなりひくくおさえられていますが,家庭に関係する排出量の増加が問題になっています. 家庭に関係する排出量をふやしているおおきな原因はエアコンです. 快適さをできるだけ犠牲にせずにエアコンに関連する排出量をへらすには,どうすればよいのでしょうか?

つづく…

1 年半ほどまえまで,居室で使用していたエアコンが不調になり,あたらしいエアコンを導入しました. その過程においては,どういうエアコンを何台買うべきかをきめることが課題となりました. ちいさなへやであれば,あまりなやむ必要はないのですが,居室は 20 畳をこえる空間をもっているので,家庭用のエアコン 1 台だけでは能力が十分とはいえません. そのために,かんがえるべき問題がでてきたのでした.

つづく…

2008-04-23

庭に緑があれば,いかにも環境によさそうですが,ほんとうにそうでしょうか? 庭に植物があれば光合成によって炭素 (CO2) が固定されますが,庭のひろさがきまっている以上は,いつまでも成長しつづけることはできません. 不要になった葉や木の枝を処分すると,CO2 はかえってふえてしまうのだとおもえます.

つづく…

シャープをはじめ,日本ではいろいろな会社が家庭用の太陽電池パネルを生産しています. これらは温暖化防止に効果があり,かつ 20 年つかうともとがとれるといわれています. しかし,これはほんとうでしょうか? ちょっと検証してみました.

つづく…

2008-04-24

通信ネットワークにおいては,受信した情報は通常はだれか特定のところで発信されたものであり,おおくのばあいに発信者を特定することができます. ところが,同様のネットワークによっておくられてくる電力に関しては,どこからおくられてきたものかを特定することができません. にもかかわらず,とくに欧米などでは環境に配慮した特定の発電者から電気を買うことができるようになってきています. これはふしぎなことだとおもえます.

つづく…

2008-04-28

マイクログリッドの厳密な定義はこの本にゆずるが,それは従来の電力ネットワークに接続される分散した電力供給者と消費者とで構成される. 家庭の太陽光発電システムもマイクログリッドの一部になりうるが,この本がおもな対象としているのはもうすこし大規模な,企業などの発電システムであり,発電機器としてもマイクロ・ガスタービン,マイクロ・ガスエンジンなどがとりあげられている.

世間では太陽光発電に関しても CO2 が削減されるといった利点ばかりが強調されているという印象をうける. しかし,カリフォルニアやニューヨークでかつて発生した停電は,電力の安定供給がそんなにかんたんなものでないことをしめしている. 分散型の発電がひろまれば,電力系が不安定になるのではないかという私の疑問に,この本はこたえてくれた. ひとことでいえば,これから解決するべき課題が山積しているということである. 理系の私にもわかりにくい技術的な内容をふくんでいるが,おおまかな把握のためにはやくにたつとおもう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: マイクログリッド@ [bk1]マイクログリッド@Amazon.co.jp

つづく…

2008-04-29

資本主義経済においては,分業,大規模化,集中,グローバル化がめざされてきました. ひくいエネルギー・コストのもとではものを移動させてもそれほどコストがかからないからです. しかし,温暖化をはじめとする環境問題が深刻化し,エネルギー・コストが大幅に上昇すると,そういう方向はかならずしものぞましいものではなくなってきます.

逆の極端は自給自足です. 完全な自給自足を復活させることはかんがえられませんし,情報通信のグローバル化は今後もさらにすすみ,過去にもどることはないでしょう. しかし,モノに関しては分散的な生産・消費をゆるいネットワークによってむすぶシステムがひとつの理想形になるのではないでしょうか?

つづく…

2008-05-03

京都議定書の基準となっている 1990 以降の日本の CO2 排出量のグラフをみると,1995 年に急増し,その後は増加する傾向にはあるが減少している年もあることがわかります. 1995 年に急増した理由をしらべてみました.

つづく…

2008-05-06

この本は著者の花粉症との想像を絶するたたかいの記述からはじまる. さいわい私はそれほどひどい花粉症ではないので,これはひとごとなのだが,著者とおなじくらいくるしんでいるひとにとってはヒントがえられるだろう. 後続の章では花粉症に関する俗説や花粉症がまちがった政策からうみだされたことなどがのべられていく. 私自身もこれまでえていたまちがった知識をただすことができた. ただしい知識をえることが今後の花粉症対策にむかうための世論形成にやくだつだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 花粉症は環境問題である@ [bk1]花粉症は環境問題である@Amazon.co.jp

つづく…

2008-05-08

辰巳 渚 の 「「捨てる!」 技術」 をはじめとして,捨てること,整理することに関する本がおおい. 私自身は,本はともかく,情報がつまっていないモノに関しては捨てるのがおしいとはあまりおもわなくなったのですが,それにもかかわらず,最近は捨てるのがますますおっくうになってしまいました. それは,環境・リサイクルのせいです.

つづく…

2008-05-23

2 つの語をくみあわせて Google などで検索するととてもおもしろい結果がでることがありますが,「ビニールハウス」 と 「温暖化」 もそういうくみあわせのひとつです. 検索の意図は 「ビニールハウス栽培は温暖化を促進するか防止するか?」 という問題のこたえをさがすことでした. 当然のように yes と no の両方のこたえがみつかりますが,予想していなかったおもしろい検索結果がありました.

つづく…

2008-05-27

日本の土地は米作に適していますし,米作が必要とする大量の水を供給することができます. 世界的な水不足によって,こうした米作に適した土地はへってきています. 日本はゆたかな水をいかす農業戦略をとるべきではないでしょうか?

つづく…

2008-06-07

「地球は人類が排出する CO2 によって温暖化している」 という説が主流になっていることはまちがいないでしょう. しかし,いまでもそれはウソだと主張するひと,そう主張する本は多数あります. では,もしその可能性がひくいとしたら,ほうっておけばよいのでしょうか? 私はそうではないとおもいます. 温暖化によるリスクは非常にたかい. とすれば,その可能性がひくいとしても,またおもな原因が人類が排出する CO2 でないとしても,十分な対策をとっておくべきでしょう.

つづく…

最近,石油価格が急激に上昇しています. 投機によって需要以上に値上がりしたぶんはいずれさがるでしょうが,需要そのものが大幅にふえている以上,それほどさがることは期待できません. そういうなかで,これまでトラックにたよってきた国内の貨物輸送はコストが上昇しています. くるしんでいるトラック輸送業界にさらに追い打ちをかけることにはなりますが,これは石油の消費がすくなく CO2 排出もすくない鉄道輸送を復興させるチャンスなのではないでしょうか?

つづく…

2008-06-25

石油価格高騰を機に鉄道による貨物輸送を復興させよ!」 という項目で,CO2 削減などの目的のため,貨物輸送に鉄道をつかうべきだと主張しました. しかし,輸送に時間がかかることが鉄道貨物輸送の普及をさまたげているとかんがえられます. 武蔵工大の 中村 英夫 学長らはその解決策として東海道物流新幹線構想を提案しています (6 月 25 日の NHK 「視点論点: CO2 削減と物流新幹線構想」 および 「東海道物流新幹線構想」). 貨物用の新幹線をつくることで時間の短縮をはかり,需要を喚起しようというわけです. 画期的な案にもみえますが,いろいろと問題もみえてきます.

つづく…

2008-08-30

わが家のリビングはかならずしも冷暖房効果がよくありません. その最大の原因は窓から熱がにげたり,はいったりすることにあるとかんがえられます. そこで,対策を検討してみました.

つづく…

2008-10-11

薄型テレビの主流は液晶とプラズマですが,その消費電力にはだいぶ差があります. それでけでなく,プラズマのなかでもメーカーなどによってだいぶ差があります. これだけ温暖化・省エネがもとめられているなかで,テレビを買うときには消費電力を気にしないのでしょうか?

つづく…

2008-10-17

紛争のタネにもなっている水にかかわる国家間の問題や日本における水の問題などについて書いている. 著者も日本人は水資源の問題には無関心になりやすいと指摘しているが,アジアの水問題に関しては日本が指導的なやくわりをはたすべきだと主張している. しかし,「湯水のように」 水をつかう日本人にそのやくわりがはたせるのだろうか?

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 地球の水が危ない@ [bk1]地球の水が危ない@Amazon.co.jp

つづく…

2008-10-19

第 1 章では地球温暖化への疑問を 100 ページ以上にわたってのべている. 著者独自の見解であり,根拠はあやしいが,温暖化に関して 「ウソ」 も報道されているから,それを指摘することには意味がある.

第 2 章はリサイクルの問題点を指摘している. リサイクル費用は需給関係によってきめられているわけではないから,資源消費量に比例していると主張している. つまり,費用のかかるリサイクルは実は資源を浪費しているということだ.私も以前から高価な 「エコ商品」 は信用しないことにしているし,費用のかかる家電リサイクルからのがれたいとおもっている.

第 3 章ではこのシリーズ 1 ~ 3 全体のまとめであり,さまざまな問題がとりあげられている. 1990 年以降の (ウソの) 環境問題は一部の科学者がつくりだしたものだという. そして,シリーズ 1 では朝日新聞がヤリ玉にあげられていたが,この本ではあちこちで NHK が批判されている. 著者は最近の子供は 「科学技術は悪だ」 という印象をもっているという. NHK がウソの環境問題をとりあげて悲観的な情報ばかりを報道して若者に悪影響をあたえているので,NHK をみることをすすめていないという.

1990 年以降,日本人は経済だけでなく科学や歴史など,さまざまな問題に対して自信をうしない,悲観的になっていた. 自信と希望,そして著者のいう誠実さをもつことが環境問題のただしい解決のためになるということはたしかだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 環境問題はなぜウソがまかり通るのか3@ [bk1]環境問題はなぜウソがまかり通るのか3@Amazon.co.jp

つづく…

2008-12-01

武田 邦彦 をはじめ,数人の日本人が環境問題に関する主流の議論に異をとなえる本を書いているが,この本はバチカンの大学教授が書いたものだという. そのため 「正しいエコロジーとは何か」 などの点でキリスト教の影響がつよく,日本人にはうけいれがたい部分もあるとおもわれる. また,論旨に疑問の点も多々ある.

しかし,人口増加や優生学と環境保護運動とくにグリーンピースや WWF との関係など,日本人が書いた本とはちがう視点を提供してくれる. 地球温暖化の問題はもちろんとりあげられているが,ほかに森林破壊,種の消滅,遺伝子くみかえ,大気汚染などの問題もとりあげられている. 環境問題をひろくとらえるためには,参考になる 1 冊である.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 環境活動家のウソ八百@ [bk1]環境活動家のウソ八百@Amazon.co.jp

つづく…

2008-12-18

石油,温暖化,農林水産業など,さまざまな問題がとりあげられている. 新聞などにだまされずに 「本質を見抜く力」 をやしなおうという趣旨はよい. しかし,ほんとうにこの対談によって本質が見抜かれているのかどうかについては,疑問がおおい. この本にもだまされないようにしよう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 本質を見抜く力@ [bk1]本質を見抜く力@Amazon.co.jp

つづく…

2009-02-25

人類が化石燃料をつかいつくして二酸化炭素にかえようとしていることに地球は耐えられるのか? 著者はさまざまな面からその異常さを追及する. 人口爆発による資源消費増大やダム建設による自然破壊,公害などの問題もとりあげられる. 最後の 2 章ではわれわれがこのような問題にどう対処するべきかを論じていて,さまざまな対策がしめされている. しかし,それらは経済成長のかわりにワークシェアリングによる雇用増大をというような,問題のおおきさのわりには,あまりにささやかなものであるようにおもえる.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 私たちの地球は耐えられるのか?@ [bk1]私たちの地球は耐えられるのか?@Amazon.co.jp

つづく…

2009-03-15

地球温暖化に関する多数の本のなかの 1 冊である. 「温暖化はウソだ」 という趣旨の本もすくなくないので,本書では現在あつまっている証拠からは温暖化していると判断できるが,それがくつがえる可能性もあることを,かなりのページを割いて,説明している. これは著者が一番いいたかったことではないだろうが,書かざるをえなかったのだろう.

そうしたうえで,著者は温暖化は避けてとおれない可能性がたかいが,それをどうやっておさえるかを論じている. 日本にとってはまず京都議定書の約束をまもらなければならないが,ゲタをはかせられるのでそれは達成可能である (がんばる価値がある) ことを示している. 京都議定書以降についても,「環境も経済も」 両方大事にすることができると書いている.

温暖化に関しては悲観的な意見をもつひと,温暖化そのものがあやしいのでほうっておけばよいという意見をもつひとなど,さまざまである. そういうなかで,著者の意見はもっとも建設的でバランスがとれたものだといえるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 地球温暖化後の社会@ [bk1]地球温暖化後の社会@Amazon.co.jp

つづく…

2009-03-28

最近,コンビニやスーパーにいくときはレジ袋をもっていくようにしているのだが,もっていった袋ではたりなくなることがある. スーパーへはレジ袋を 2 枚もっていくのだが,いたみやすいものは単独で袋にいれたいので,たりなくなる. 「マイバッグ」 がエコだとおもいこんでいるひとたちは,たぶん 1 枚だけ袋をもっていくのだろうが,こういうとき,どうするのだろう? やはり,たりなかったぶんはレジ袋にいれてもらうのだろうか?

つづく…

2009-05-23

グリーンピースやシー・シェパードなどによる過激な環境運動・動物解放運動の背景として,アメリカの 「正義のためには暴力も辞さない」 思想があることを論じている. 「アメリカの内なるテロ」 がこの本の主題だが,ブッシュが外にむけた暴力も根はおなじなのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: エコ・テロリズム@ [bk1]エコ・テロリズム@Amazon.co.jp

つづく…

2009-08-27

タイトルからはゴミ分別に否定的なニュアンスが感じられる. 実際にそういう話題がいくつもふくまれているが,全体としては分別を否定しているわけではなくて,うまくいっていない例があげられているということだ. ゴミ収集に関してはいろいろ混乱があり,そこから結論的なものはひきだせていないが,これらの例を参考にして今後のゴミ収集をかんがえるためには有用だろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: ゴミ分別の異常な世界@ [bk1]ゴミ分別の異常な世界@Amazon.co.jp

つづく…

2010-01-10

12 月なかばまではかんがえていなかった太陽光発電とエコキュートの設備を急遽いれることにした. 太陽電池パネルをのせるまえに屋根の修理・塗装もする. これはイー○○建創という会社のとびこみ営業からはじまったことだが,結局,えらんだのは徳屋という会社だ.

つづく…

2010-04-03

仕事がいそがしくて書けないでいるうちに,「屋根修理から太陽光発電・エコキュート設置へ! ― ドタバタときめた自宅の工事」 に書いた工事がおわった. すでに東京電力につないで太陽電池で発電した電気を売電している. エコキュートに関しても,導入した機種の特徴をいかすくふうをしながら,つかっている.

つづく…

エコキュートにはたいてい 「追い焚き」 と称する機能があるが,これはあまりつかいやすい機能ではない. これはタンクにたまった湯によって,さめた浴槽の湯をあたためる機能なので,ガスの追い焚きとくらべると効率がわるくて,40 ℃ にするには数 10 分かかる. そこで,この機能もいかしつつ,もうすこし効率よく 「追い焚き」 する方法をかんがえた.

つづく…

屋根のうえの太陽電池パネルがはたらきだした. きょうが設置後はじめての休日だが,天気は,日がさしたり,くもったりしていて,発電量をたしかめるにはぐあいがよい. パネルはあわせて 9 kW ぶんだが,午前中はれているときにはこの季節 (4 月) でも 7 kW くらいに達する. 夕方には,日がさしていても 1 kW 以下になってしまうが,それにしても期待以上のできだ.

つづく…

2010-04-07

シャープの太陽光発電設備には液晶モニタがついてくる. ネットワークにつないで PC でみられれば専用の液晶モニタはいらないとおもうのだが,これは必須の部品だという. 逆にネットワークにつなぐことはオプション機能なのだが,これを家庭内 LAN につないでみた.

つづく…

2010-04-11

「金田太陽電池発電所」 という名称で東京電力と契約した. 最大 9 kW の太陽光発電による電力を 1 kWh あたり 48 円で売電する. 他の項目にも書いたが,この季節でも最大 8 kW をこえる発電能力がある.

つづく…

2010-05-15

屋根に太陽電池を設置して運用してみて,スマートグリッドへのみちのりがかなりはっきりみえてきたようにおもう.

つづく…

2010-06-09

190 ページという,新書としても比較的うすい本のなかに,歴史,標準化,日米政府や各社のとりくみなど,スマートグリッドの 「すべて」 がまとめられている. スマートグリッドの資料としてはよくできているといえるだろう.

しかし,どうも,こころにうったえてくるものがない. 読んでも記憶にのこらないというのが正直な印象だ.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: スマートグリッド入門@ [bk1] スマートグリッド入門@Amazon.co.jp

つづく…

2010-06-25

会社からのかえりにとおる鍋横商店街には,いま,アーケードにずらっと赤ちょうちんがならべられている. クリスマスの季節にはうす青の LED (発光ダイオード) でかざっていたが,いまは白熱電球の赤ちょうちんだ. これはそれなりに消費電力がおおきい. いきなり全部を LED にかえるのは予算がかかりすぎるだろうが,すこしずつでもかえていったほうがよいようにおもう.

つづく…

2010-07-31

1 リットルのペットボトルを再利用している. わかした麦茶をつめて,そのまま,あるいは冷蔵庫でひやして,つかっている. まだそれほどいろいろためしてはいないが,再利用に適したものとそうでないものとがあることがわかってきた.

つづく…

2010-11-22

太陽電池を設置しエコキュートを導入したときにオール電化にする,つまりガスをいっさいつかわないようにするということもかんがえられたのだが,そうしなかった. その理由を書いてみよう.

つづく…

2011-01-01

冬になるとわが家の浴室と脱衣室はけっこうさむかった. これをどうやって暖房するかが,ずっと,うまく解決されていない課題だった. これまではファン・ヒーターを設置してきたが,1 kW 程度のヒーターでは十分にはあたためられないし,けしわすれると電気代がハネあがって,エコでないという問題があった. 浴室暖房のためには 「暖房乾燥機」 というものがあるが,これが解になりえないのは,ほとんどあきらかだ.

それに対して,まだ最終的な解になるかどうかはわからないが,脱衣室にエアコンをつけることで解決をはかってみた.

つづく…

2011-03-27

福島第一原子力発電所の事故に関して,東京電力も政府も適切でない対応があったことはたしかだとおもう. しかし,事態を収束させるためにせいいっぱいの努力をし,それについてできるだけ国民に情報を提供しようとしていることもたしかだとおもう. にもかかわらず,国民やマスコミから十分な理解をえられていない. なぜそうなるのかをかんがえてみたい.

つづく…

福島第一原発 1 ~ 6 号機のうち,3 号機だけは昨年から 「プルサーマル」 つまりプルトニウム 239 238 が燃料の一部 (548 本のうちの 32 本) としてつかわれているという (この燃料を MOX という). プルトニウム 239 はもっとも毒性のつよい元素のひとつだといわれている. そこで,これらをめぐる Web サイトをみてみた.

つづく…

2011-03-28

震災直前に発行されたらしい 2011-3-14 の日経ビジネスをみた. そのなかに東京電力の広告がある. 「貴重な資源を繰り返し使う 「プルサーマル」」 と題して,福島第一原発 3 号機でおこなわれているプルサーマルについて解説されている. なんというタイミングだろう !!

つづく…

彼岸の 3 連休で 「東日本大震災支援情報ブログ」 というサイトをたちあげて,震災ボランティア関係の情報をあつめるつもりだった. 情報はそれなりにあつめているのだが,とくに最近の数日は原発事故のほうが気になって,そちらの情報をあつめるのに時間をとられて,震災ボランティアのほうは手がうすくなってしまっている…

つづく…

2011-03-30

東京電力の供給能力が逼迫して,節電が必要になっている. 最近は計画停電がほんとうに実行されることはすくなくなってきているが,実行されるかどうかは節電が成功するかどうかにかかっている. それにもかかわらず,まだ節電に関して意識のひくいひとがおおいようにおもう. 自分の行動が不要な電力消費をふやしていないかどうか,もう一度,かんがえなおしたほうがよいのではないだろうか?

つづく…

震災というような異常な事態になるととくに,ひとびとの目は,ボランティアのような基本的によい行為をしているひとに対しては多少のまちがいがあっても寛容になる反面,東京電力のように災害の原因をつくっている組織やひとに対してはきびしくなるようにおもわれる. 政府に対しても東京電力に対しても,公平にみる必要があるだろう.

つづく…

2011-04-09

東京電力管内では夏場にも計画停電が必要になる可能性があるといわれている. 家庭に太陽光発電設備があれば停電をさけることができるといわれているが,実は計画停電はせっかく太陽光発電でえられた電力をむだにしてしまう. したがって,計画停電は節電の方法としては非常にまずい方法だということができる. 夏場の計画停電はぜひさけるべきだ.

つづく…

2011-04-10

計画停電は,単に停電している時間に仕事や生活のさまたげになるだけでなく,電力の継続的な使用を前提にしているおおくの工場の操業を長期間にわたって,とめてしまう. 節電の方法としては最悪だということができる. しかし,東京電力は震災後すぐに計画停電の実施にふみきった. そうしたのは,よりよい方法を準備する時間がなかったからだろう. しかし,長期的に実施するには最悪の方法だとしても,短期的に計画停電を実施したことにはプラスの効果もあったのではないかとおもう.

つづく…

2011-04-16

石原都知事が自動販売機とパチンコ屋をめがたきにする発言をしている. これらにほかよりつよい使用電力規制をかけるというのはありうることだとおもうが,この発言にいきおいづけられて自動販売機やパチンコ屋の営業を禁止するというのは,これらをスケープゴートにする危険なかんがえだ. 太平洋戦争中をおもいださせるような,こういう議論にのせられないように気をつけるべきだろう.

つづく…

2011-04-23

タイトルをみても原発を推進する立場で書かれていることはあきらかだ. いまとなっては,ぬけていた点があることもあきらかだ. しかし,この本が書かれた時点では最善の知識にもとづいて書かれているといってよいだろう. 原発事故についてもひととおり記述されているし,日本の原発に関しては立地,地元との関係,稼働率がひくい理由など,さまざまな内容がふくまれている. この本に書かれている内容は,原発に反対するにしても,ひととおり知っておくべきだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 日本の原発技術が世界を変える@ [bk1]日本の原発技術が世界を変える@Amazon.co.jp

つづく…

2011-05-07

東日本大震災で,原子力発電所に 「想定外」 の事態が発生するといかに危険であるかがよくわかった. この震災では津波の規模が想定外だったわけだが,想定外の危険な事態はほかにもある. そのひとつがテロだ. アメリカではすでにテロ対策がとられているが,日本の原発ではテロ対策がほとんどとられていない. これをみなおすことがぜひ必要だ.

つづく…

2011-05-10

臨界事故がどんな悲惨な患者をつくりだすかをえがいている. 中性子線被曝というきわめてまれな症例の記録として価値ある本であると同時に,事故をまねいた JCO の責任をするどく追求している本だといえるだろう.

末尾の解説ではチェルノブイリ原発事故もとりあげられている. 原発のこわさという点はどちらの事故も共通しているが,さまざまなちがいがあることも認識するべきだろう. それをあいまいにしたままの議論には疑問を感じる. 治療にあたった前川医師を中心とする原子力安全委員会がまとめた報告書のなかで,被曝治療の体制づくりが重要だと指摘しているという. しかし,ほとんど発生したことがない中性子線被曝のためにおおきなコストをかけるのは,はたして妥当なことだろうか? それはいま福島で発生の可能性がある放射性物質の崩壊による被曝とはまったくちがっている.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 朽ちていった命@ [bk1] 朽ちていった命@Amazon.co.jp

つづく…

2011-05-16

震災後はやい時期における著者の提言などをまとめたものだ. 福島第一原発事故に関しては,原子力の専門家だった著者の知識がいかされている. 著者は計画停電に関しては (当然) 批判的だが,やってみたから深刻さといかにバカげたものであるかが国民にわかったという点ではやってよかったのではないだろうか.

日本復興には成長戦略が重要であること,そのためには日本人のメンタリティをかえる必要があることなど,もっともだが,130 ページほどのみじかい本の議論では十分でない. すばやく本をだすことには価値があるが,みじかい期間でももうすこし計画を練ることはできたのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 日本復興計画@ [bk1] 日本復興計画@Amazon.co.jp

つづく…

2011-05-21

日本で必要とされる電力を確保するために,原子力発電に関してどのような選択肢をとるべきだろうか. ここではその選択肢をあげてみたい. 現実的な選択肢は第 2 または第 3,つまり,運転中の原発は浜岡のような例外をのぞいて継続をみとめるが,既存の原発もふくめてあらたな稼働はみとめないか,もしくは既存の原発の再稼働はみとめるがあらたな建設はみとめないという選択肢だろう. どちらのばあいも当面は 15% くらいの節電をすればよいが,今後 10 年くらいのあいだに太陽光や風力などの代替エネルギーをどれだけ必要とするかがことなってくる.

つづく…

2011-05-28

福島第一原発で水素爆発事故があった日,東京電力と首相官邸とのやりとりのなかで再臨界の可能性が指摘され,東京電力が 1 号機への注水を一時中断する決定をくだしたという. 福島第一原発の所長である吉田氏はいったんはそれに合意し,東京電力本社は最近にいたるまでそれが実行されたとかんがえていたが,実際には吉田所長の判断で注水がつづけられていたという. マスコミや国会で問題にならなければこの件は本社に知らされないままになり,それで問題もおこらなかったかもしれないが,おおきな問題になってしまった. しかし,不適切な本社判断にしたがわなかった勇気,問題があかるみにでたあと注水を停止していなかったことを報告した勇気をたたえたい. そして,東京電力が吉田所長を処分することがないように,のぞみたい.

つづく…

2011-06-04

20 年間ちかく休刊していた朝日ジャーナルという雑誌が,不定期とはいえ,復活した. そして,原発反対派をあつめて特集を組んだ. 年齢がわかる 29 人の著者のうち,1940 年代うまれが 12 人でもっともおおい. つぎが 50 年代の 8 人. 60 年代は 3 人で,70 年代は 1 人,それ以降はいない. 原発を語るにふさわしい著者がえらばれているのかというと,たしかに西澤潤一のようなすぐれた工学者・科学者もふくまれているが,彼もふくめてほとんどは専門外であり,あやまった記述がおおい.

御用学者はこういう雑誌に顔をださないだろうから,やむをえない面もあるだろう. しかし,年齢構成といえ,専門・職業といえ,せまい世界のなかにとじこもっているとかんがえざるをえない. 復刊しても,もはやかつてのような意味をあたえることはできないだろう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 朝日ジャーナル@Amazon.co.jp

つづく…

2011-06-25

自宅にある KJF-31R という扇風機にはリズム風機能がある. 電源をいれたりきったりするかんたんなしかけ (オンオフ形とよぶことにする) だが,オンオフが一定間隔ではないから 1/f ゆらぎ的な効果もある. 測定してみると,この扇風機のばあい 46% 節電できることがわかった. 風にゆらぎをもたせる方法はいろいろあるが,1/f ゆらぎのようなもっと高級な機能ではこれだけの節電ができないのではないだろうか?

つづく…

ちかごろ,駅の入口やホームの表示がみづらくて,しかたがない. とくに東京メトロの駅はそうだ. 看板内部の蛍光灯がけしてあるからだ. 電灯がけしてあれば夜はみづらくてもしかたがないが,昼間からみづらいのは設計上の問題だう. いますぐなおすことはできないのだろうが,つぎに表示を変更するときにはあんどん型の表示はやめてもらいたいものだ.

つづく…

2011-06-26

打ち水で気温がさがるからといって,みんなで打ち水しようという行事がおこなわれてきた. たしかにそれで気温はさがるが,湿度があがるのはたえられない. 今年はとくに節電がもとめられるから,局所的に温度をさげるだけならいいが,みんなで打ち水しようといううごきがでてくるだろう. 湿度がひくいときはいいが,湿度が 60% くらいもあるときには,ぜひ打ち水なんかやめてもらいたい. 気温がたかくても湿度がひくいほうがいい.

2011-07-02

エアコンの設定温度は 28 ℃ にしようとか,エアコン運転時の室温は 28 ℃ にしようとか,だいぶまえからいわれてきているが,いまだにあまり,まもられていないようだ. 28 ℃ ではあつすぎてダメだということもあるだろうが,リモコンでの設定温度を 28 ℃ にしたからといってそのとおりにはならないというのが,そのおおきな理由なのではないだろうか. いろいろくふうして,温度をはかって効果をたしかめてみるとよい.

つづく…

ふるい家電製品を買いかえると消費電力がへるということで,買いかえがすすめられている. 「しんきゅうさん」 というサイトでは,エアコン,冷蔵庫,テレビなどに関していまつかっている機種と買いかえようとしている機種とを入力すると,どれだけ節約できるかをおしえてくれるようになっている. しかし,機種が登録されていないとテキトーな情報をおしえてくれるので,それにしたがって買いかえるとバカをみることになるだろう.

つづく…

2011-07-03

日本では,国力が低下するなかで東日本大震災をむかえ,世界的にも前例のない津波からの復興と,同様に前例のない原発事故からの復興が必要になっている. これらをつよみにかえなければ日本の復興はありえないだろう. 原発事故からの復興についてかんがえるとき,日本のつよみは原発をすてることからはえられないのではないだろうか? いま福島では世界に例のない事故対策をしている. それをつよみにかえるのは,原発そのものを復興することではないだろうか?

つづく…

2011-07-09

自宅の屋根に太陽電池を設置してから 1 年以上たった. 太陽電池の開発に各社がしのぎをけずっていたので,そのときはより効率のよいやもの安価なものがすぐにでてくるだろうとかんがえていた. だから,いま設置するのがよいのか,もうすこし待つのがよいのか,多少のまよいがあった. しかし,1 年強たってみると,主力メーカーであるシャープや京セラから製品としてでているものはほとんどかわっていない. 昨年設置したことはまちがっていなかった.

つづく…

2011-07-16

菅首相が 「脱原発」 をいいだしたことに,民主党内でさえ批判がまきおこっている. そのため,ついに首相はこの発言が個人のかんがえの表明だといわざるをえなくなった. この発言に反対するひとたちは党内でのコンセンサスさえもない状態での発言に反発している. しかし,コンセンサスができるまで発言するべきではなかったのだろうか? 私はそうはおもわない. 議論を活性化するだけでも十分な効果があったといってよいだろう.

つづく…

2011-07-17

朝日新聞記者である著者が,東日本大震災後の約 1 ヶ月のあいだの福島第一原発に関する東京電力の記者会見やその他の経験をまとめたものだ. 大半は記者会見の記録であり,当時のようすをそのまま記録しようとしている.

出版されたのは 6 月末だが,最初の 1 ヶ月のできごとをそのまま記録するのであれば,もっとはやく出版できたはずだ. この時期に出版するのであれば,ほかの情報源からわかったことを折りこんで,記者会見での担当者や社長・会長のことばの意味をもっとはっきりさせることができたはずだ.

淡々と書かれている本文とはちがって,「あとがきにかえて」 では著者自身の東電幹部などへのきびしい評価も書かれているが,それが彼らのどのことばと対応しているのかはわからない. また,それは記者会見に対する感想の域をでない. 新書として発行するのであれば,記者会見の単なる記録ではなくて,はっきりした根拠にもとづいて記者会見の裏になにがあったかをつたえるべきだろう. 小学生の作文ではないのだ.

評価: ★☆☆☆☆

関連リンク: ルポ東京電力@ [bk1] ルポ東京電力@Amazon.co.jp

つづく…

2011-08-04

この本のタイトルだけみると,従来のウランによる原発を改良するだけのようにもみえるが,内容はそれとはまったくことなるトリウム熔融塩炉についての本だ. 従来の原発とはまったくちがって安全であり,核兵器への転用が困難かつプルトニウムの処理にもつかえるという. 著者の主張がただしいかどうか検証が必要だが,トリウム熔融塩炉に関する本はほかに 1 冊しかないようであり,検証のための情報もかぎられている. 福島などとおなじ 「原発」 ということばがつかわれるからといって,ふたをしてしまうと,道をあやまることになるかもしれない. もっと議論のまないたにのせるべきだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 原発安全革命@ [bk1] 原発安全革命@Amazon.co.jp

つづく…

2011-08-09

30 年前に書かれた本だが,現在のプルトニウムや高速増殖炉,原子炉一般,そして再生可能エネルギーやエネルギー浪費型の文明についても,その大半の問題がすでに指摘されている. もちろん,まず書かれているのはプルトニウムのあつかいにくさ (発火しやすいことなど) やアルファ線をだすことによる強毒性についてである. しかし,そこから,原発がつくったプルトニウムを何 10 万年にもわたって環境にでないように管理する必要があること,それがあやまりをみとめない厳しい管理社会や監視社会につながっていくこと,それをさけるには再生可能なエネルギーや,エネルギー浪費をやめることが必要だということにつながっていく. 著者自身は浪費をやめる方向にかたむいている. これは,まさに福島第一原発事故以後のこれから,おおきな議論につなげるべき内容だ.

評価: ★★★★☆

関連リンク: プルトニウムの恐怖@ [bk1] プルトニウムの恐怖@Amazon.co.jp

つづく…

2011-08-10

家庭の電力消費は何時がもっとも多いのか,実はよくわかっていないということだ. 東京電力管内では 15% の節電がもとめられているが,消費がおおいのが夜だとすれば,工場などもふくめた全体のピークからははずれているので,それほど節電しなくてもよいことになる. さいわい,わが家では太陽光発電設備があるおかげで電力消費量が記録されている. この設備をつかって電力消費をはかってみたかぎりは,特別に夜のほうがおおきいということはないが,けっこうバランスしている.

つづく…

2011-08-15

人体への放射線や放射性物質の影響について,くわしく書いている. 現在の版はチェルノブイリの事故のあとでかきかえられたものであり,とくに,放射線は微量でも有害だという仮説を否定して,微量放射線は無害であり,ガンにかかりにくくなることもあることが書かれている. 最近よくきくシーベルトという単位の定義にも,不適切ではないかと疑問をなげかけている.

福島第一原発事故で放射線や放射性物質恐怖を感じているひとは,この本を読めば安心できるのではないかとおもう. とくに,自然にある放射性カリウムが体内にも 3000 ベクレル相当あるのに対して,もれた放射性物質による放射線はずっとすくないという. しかし,内容は比較的専門的だから,よみやすいとはいえないだろう. この原発事故程度の放射線に危険はないという根拠をよく知りたいひとにはよいだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 人は放射線になぜ弱いか@ [bk1] 人は放射線になぜ弱いか@Amazon.co.jp

つづく…

第 1 章では福島第一原発事故を検証している. 政府や東電の発表からわからない部分は 「わるいほうに」 推定している. そのため,不安をあおっている面があることは否定できない. だが,「チェルノブイリの教訓からより多くのことを学んでいく必要がある」 という指摘はそのとおりだろう.

第 3 章では放射線の人体への影響とそれをさけることについて書かれている. 著者はわずかな放射線でも人体には悪影響があるという立場にたっている. これは世界的にみとめられてきた仮説だが,現在は疑問や凡例もあげられているが,著者はそれについては (まったくではないが) わずかしかふれていない. これも公平な態度だとはいえないだろう.

著者は原発の危険性をできるだけ客観的に書こうとしているのだろうが,すくなくとも必要以上に不安をあおっている部分はあり,読者はそれにのせられないようにする必要があるとおもう.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 原発のウソ@ [bk1] 原発のウソ@Amazon.co.jp

つづく…

2011-08-21

1 週間ほどまえ,夜ねるまえに自宅の太陽光発電の状況をみようとして,ディスプレイのボタンをおした. 2 日ほどまえの午前に急に発電がとまっているようにみえた. だいたい毎日,状況をチェックするようにしているのだが,このときはそれが 2 日ほどぬけていた. そのあいだに停止していたのだ. あわててシャープに連絡をとって,修理をたのんだ.

つづく…

著者は,石油はもうすぐなくなるが石炭はもうしばらくもつ,太陽光や他の再生可能エネルギーは日本のせまい国土では拡大できないなど,エネルギーに関するさまざまな 「ウソ」 をあばいていく. 原子力に関しては日本の原子炉が地震によわいことをのぞいて 「軽水炉は安全」 といっているが,これはこの本が出版されたのが 2009 年だからであり,いまならおなじことは書けないだろう. しかし,それ以外は現在もあまりかわっていない. 原子力のかわりに 「再生可能エネルギー」 にたよれないならどうしたらよいかをかんがえるうえで,参考になるだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 偽善エネルギー@ [bk1] 偽善エネルギー@Amazon.co.jp

つづく…

2011-11-15

著者は人間にとってエネルギーがどれだけ重要なものかというところまでさかのぼって話をはじめる. そして,石油がもうすぐ枯渇するといわれながらそうなっていないことなど,そしてタイトルにある天然ガスの可能性を論じていく.

盲点ということばがあたるほど新鮮な印象はない. 天然ガスに関していえば,日本のエネルギー問題はほかにあまり適切な解決策がないから,論争するまでもなく天然ガスに傾いていくだろう. 天然ガスが解であるのなら,こういう本を書く必要もなかったのではないだろうか.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: エネルギー論争の盲点@ [bk1]エネルギー論争の盲点@Amazon.co.jp

つづく…

2011-12-30

20 畳をこえるリビング + キッチンの冷暖房には壁掛け型のエアコン 1 台だけではたりないので,2 台のエアコンをつかっている. 1 台は日立の 2800 キロカロリー,もう 1 台は富士通ゼネラルの 4000 キロカロリー (AS-J40S) だ. 不本意にも,へやのなかで比較的ちかい位置にとりつけられているが,運転特性がかなりちがうので,相補的にはたらいているようにみえる.

つづく…

2012-03-18

チェルノブイリ周辺の住民や原発事故対策にかかわったひとびとの証言をあつめている. この本の解説にもあるように,著者が書こうとしたのは客観的事実だけではなく,ひとびとのこころ,とくに愛である.

福島でも原発事故に対策がとられ,事故そのものや住民の証言が取材されている. しかし,とくに対策に関しては客観性が重視されるぶん,ひとびとのこころがなおざりにされている. 取材においても,まだとらえきれていないもの,そしてこの本からまなぶべきことが,いろいろあるのではないだろうか.

評価: ★★★★☆

関連リンク: チェルノブイリの祈り@ [bk1]チェルノブイリの祈り@Amazon.co.jp

つづく…

2012-03-25

自宅の屋根で太陽光発電をはじめて 2 年ほどだ. 年間 40 万円相当の発電ができれば 10 年くらいでもとがとれるという計算をして,正確にはわからないが実際にだいたいそのくらいの効果をあげている. ところが,補助金をうけた東京都から 3 月はじめに,環境価値の測定結果が負になるというありえないことがおこっているとして調査がもとめられた. みてみると,たしかにそうなっている.

つづく…

2012-04-11

著者の計算によると,原発のかわりに化石燃料をつかうと大気汚染などで年に 3000 人くらいよけいに死亡するが,原発を運転してもそれほど死者はでないという. その真偽はともかくとして,原発か反原発かをきめるときにこういう冷静な思考をすることは必要だろう. 反原発を主張するなら,この本の挑戦をうけるべきだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 「反原発」の不都合な真実@ [bk1]「反原発」の不都合な真実@Amazon.co.jp

つづく…

2012-04-12

タイトルからして,あまのじゃく的だ. 書いていることにそれほどおおきなまちがいはないようにおもえるが,被災者への配慮はほとんど感じられない. 原発災害がもたらすのが精神的な被害であることは著者も書いているとおりだが,そうであるなら,著者も,また災害対策においてもそこに配慮する必要があるだろう. それを欠いた著者の主張はうけいれられないだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 原発「危険神話」の崩壊@ [bk1]原発「危険神話」の崩壊@Amazon.co.jp

つづく…

2012-11-09

原発事故やそのときの首相のふるまいについては,すでにさまざまなひとが書いている. それらとくらべてとくにあたらしい話が書いてあるわけではない. ということは,それなりに信頼できる内容だということだ. しかし,自己直後に福島第一原発の吉田所長に会ってその人物をみきわめられたことがその視察の最大の収穫だというところは菅直人だから書けることだろう. 浜岡原発停止決定のプロセスなどについても,すこしあたらしい情報がある. 当時の誤解はだいたい解けているが,誤解したままのひともいるだろうから,この本では根拠をあげて誤解を解こうとしてもいる.

一番ちからがはいっているのは,事故後に,自民党などが政権をとればくつがえされるだろうから実現されるかどうかはわからないが,鳩山由紀夫まで “だまして” 首相の座にいすわって,原発廃止へのみちすじをつけたことの記述だ. ただし,その菅おろしさわぎについてはほとんど書いてない. まだまだ書いてないことはたくさんあり,とくに不利な部分はそうだろうが,原発事故に関する重要な資料のひとつになるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 東電福島原発事故@Amazon.co.jp

つづく…

2012-12-08

タイトルや内容紹介からは,これまで知っていたのとはちがう世界の話なのかと期待がたかまる. しかし,読んでみると京都会議や COP10,ワンガリ・マータイの話など,これまできいてきた話が多い.

著者はケニアを拠点として UNEP という国連機関ではたらいている. だから,知らなかった国連の裏の話などもでてくるのはたしかだ. しかし,国連職員につたわってこないような裏の話はでてこない. そういう意味ではすこしだけ期待はずれだ.

それでも,国連で環境問題にとりくみ,ケニアに住んで現地をみているひとの話は読むに値する. 国連のしきたりや 「刺客」,ケニアのひとびとをとりまく危険とそれへの対処法,そしてそれと環境問題との関係など,知らなかったことはいろいろある.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 日本人の知らない環境問題@Amazon.co.jp

つづく…

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