自宅はもう約 20 年まえにたてたものですが,たてるまえから建築として一番きにいっている場所は階段室です.
冷暖房の温度設定にまつわる話題を書きます. 温度をはかって最適化しようとする理科系の私は家族から奇異におもわれていましたが,いまではそれがただしいやりかたであることがわかったのではないかとおもいます.
レジ袋のむだをへらすため,有料化が検討され,“マイバッグ” をもっていくことが奨励されようとしています (たとえば 「レジ袋削減キャンペーン実施中」). 有料化によってむだをへらそうというのはけっこうなことですし,“マイバッグ” をもつのがよいとかんがえるひとはそうすればよいでしょう. しかし,コンビニにいくとき,いちいち “マイバッグ” をもっていきたいとおもうひとがどれだけいるでしょうか? 私は “マイバッグ” をもつのではなくて,レジ袋をくりかえしつかうようにしています.
温暖化防止のためには白熱電球を蛍光管にかえるのが有効です. これまでつかわれてきた器具をいかし,これまでつちかわれてきた文化を継承していくには,できるだけ白熱電球にちかい蛍光管をつくるのがよい. 東芝はこの仕事を徹底的にやってきています. このこだわりは賞賛するべきものでしょう. かたちもとことん白熱電球に似せ,点灯したときのみえかたまで似せた電球形蛍光管 ネオボール Z-REAL EFA10EL8R については 「建築としての自宅で一番,きにいっている階段室」 でもふれましたが,もう一度,この蛍光管について書いてみたいとおもいます.
最近,家電量販店などで,しばしば消費者がリサイクル費用をはらって回収された家電品がリサイクルされずに横流しされていることが問題視されています. 不当にもうけたのだとすればどこかに問題があるとはおもいますが,リサイクルつまり廃棄するよりそのまま使用できるものなら使用したほうがエコロジー的にはよいはずです. それが問題とされてしまうことじたいに,どこかおかしな点があるのではないでしょうか?
本書は環境問題に関して,まちがった知識が流通していること,それがマスコミによって流通させられていること (とくに朝日新聞のなまえが複数回あらわれている) を指摘している. そして,われわれがどういう論理にだまされているのかをしめしている. ダイオキシンは猛毒だとか,温暖化によって北極と南極の氷がとけて海水面が上昇するというウソには私もダマされていた. マスコミがウソをながさないようにすることがまず必要だが,それにだまされないようにするためのヒントをあたえてくれている. とはいえ,だまされないようにすることは,そんなに容易ではない.
評価: ★★★★☆
武田 邦彦 は 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 という本にひきつづき,「環境問題はなぜウソがまかり通るのか 2」 という本でもペットボトルのリサイクルの問題点を指摘しています. リサイクルは環境負荷をかえってたかくするので,ペットボトルを 5 回つめかえてつかうことをすすめています. 回数を意識したことはありませんが,ペットボトルをくりかえしつかうのは私が実践してきたことでもあります. また,私はふだんはなるべくペットボトルの飲料を買わないようにして,かわりに紙パックの飲料を買うようにしています.
あまりタイムリーな話題ではないのですが,武田 邦彦 著 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか 2」 という本にクールビズの問題点が指摘されているのを読んだのをきっかけに,私のクールビズについてのかんがえを書いておこうとおもいます.
前著にひきつづいて,温暖化問題のウソや,バイオ燃料をつくるのにそれ以上の石油がいること,ペットボトルなどのリサイクルがかえって環境負荷をたかめたり問題をおこしたりすることなどを指摘している. リサイクルをやめてプラスティック廃棄物も焼却するほうがよいと主張しているが,それは結局,対策としてはゴミをへらすしかなく,ものを愛用するつまりだいじにつかうべきだということになる. たとえば,ペットボトルを 5 回くりかえしてつかうことをすすめている. 環境問題にはそんなにウマい手はなく,政府などによってマヒさせられている常識をちゃんとはたらかせることが必要だということだろう.
評価: ★★★★☆
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環境問題に関する議論にはウソがおおいという. 同様の趣旨の本として 武田 邦彦 の 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 (1, 2) がある. 本書では地球温暖化問題,ダイオキシン問題,外来種問題,自然保護の 4 点がとりあげられていて,そのうち最初の 2 つは前記書とかさなっている. ウソをあばいて読者がだまされないようにするのはたしかに重要なことだが,本書では現在主流の論点がくずされたあと,かわりにどうしたらよいのかがほとんどわからない. 最初の 2 つの問題に関しては前記書のほうがもうすこし建設的な議論をしているようにおもう.
評価: ★★★☆☆
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私がどのようなシャワーヘッドをつかっているかについては 「シャワーヘッドの形状とつかいかた」 という項目に書きました. シャワーは節水のため,ぎりぎりしぼってつかうようにしています. これで冬場は問題ないのですが,夏になるとこまった問題がおこってきます. 水の温度が設定温度よりたかくなったり,逆にひくくなったりする (水がでる) のです. つぎに買うときはこういう問題がおこらない給湯器が買いたいとおもうのですが,以前しらべたかぎりでは,いまのガス給湯器にはこの点に配慮したものがほとんどないようです.
本体が安価なエアコンは効率がひくくてエネルギー浪費・温暖化につながります. しかし,省エネルギー・温暖化防止につながるエアコンは本体が高価です. どうやってエアコンを選択するべきなのでしょうか? 私はエアコンを使用する頻度によってきめています.
妻がビデオカメラにカセットをいれるときにいちいち音がするのはうるさいといっていました. わが家の電気製品のなかでは電子レンジも 「チン」 とだけいえばいいものを,ながながと音をたてます. 最近はしゃべる電気製品もあるので,そういうものを買ったら,もっと騒々しいことでしょう. 日本にきた外国人がよくいうことは,電車のアナウンスがうるさいということだそうです. 電気製品がたてる音も,やはり日本人の特性を反映しているということでしょうか?
太陽光発電や風力発電は化石燃料の使用量をへらし,省エネルギー・温暖化防止のために有効です. しかし,このような自然を利用した発電は自然条件におおきく左右されます. そのため,自然の電力源がすくなくなったときにそなえて,電力会社は火力発電に設備投資することが必要になり,収益を圧迫しています. この問題を解決 (軽減) するのに,電力の需要と供給の関係に応じた価格設定する,つまり価格の変動制が有効だとかんがえられます.
この 1 年のあいだに 2 個のエアコンを交換する必要がありました. これらは故障による交換なので,なやむ必要はとくにありませんでした. ところが,わが家には 1990 年ころのふるいエアコンが 2 台のこっています. これらを交換するべきかどうか,マニュアルにある仕様とあたらしいエアコンの仕様とをくらべてかんがえたのですが,エアコンの機能の差もあり記述法のちがいもあって,比較は困難でした.
武田 邦彦 著 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」 のウソをあばくと称している. たしかに,武田の本の弱点を突いてはいる. しかし,それは武田の本の本質的な部分ではない. 本質をはずした部分ばかりを執拗に攻撃しても,うんざりするだけである. この攻撃を真にうけて武田の本の価値をうたがうひとがいたら不幸なことだが,これまでの書評をみるかぎりでは,さいわい,そういうひとはすくないようである. この本のなかではむしろ,武田への攻撃を終えて他のさまざまな温暖化を否定する言説を分析している部分のほうがおもしろい. ただし,ここもダマされないように注意ぶかく読む必要があるだろうが…
評価: ★☆☆☆☆
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暖房はその規模や燃料などによって分類されていることがおおいのですが,省エネルギー,温暖化などの観点からすると,もっとちがった分類が必要なようにおもわれます. なぜなら,ファンヒーターやエアコンなどのような風をおこすしくみでは,風のために体感温度がひくくなるとかんがえられるからです. 環境省などでは暖房温度を 20℃ 以下にするように推進していますが,実際には 20℃ ではさむいというので,まもられていないのが実情です. 熱を拡散させるためにつかうしくみや空気環境 (風など) までうまく制御しなければ,快適でかつ省エネ・エコロジー的な暖房を実現することはできないのではないでしょうか?
省エネや環境のため,つまり CO2 排出量をおさえるために暖房温度を 20℃ にしようということがいわれています. これは設定温度を 20℃ にしようということなのでしょうか? 設定温度を 20℃ にすれば室温は 20℃ になるのでしょうか? この問題についてかんがえてみたいとおもいます.
CO2 排出量削減が世界的な課題となっています. 日本では企業などに関係する排出量はかなりひくくおさえられていますが,家庭に関係する排出量の増加が問題になっています. 家庭に関係する排出量をふやしているおおきな原因はエアコンです. 快適さをできるだけ犠牲にせずにエアコンに関連する排出量をへらすには,どうすればよいのでしょうか?
1 年半ほどまえまで,居室で使用していたエアコンが不調になり,あたらしいエアコンを導入しました. その過程においては,どういうエアコンを何台買うべきかをきめることが課題となりました. ちいさなへやであれば,あまりなやむ必要はないのですが,居室は 20 畳をこえる空間をもっているので,家庭用のエアコン 1 台だけでは能力が十分とはいえません. そのために,かんがえるべき問題がでてきたのでした.
庭に緑があれば,いかにも環境によさそうですが,ほんとうにそうでしょうか? 庭に植物があれば光合成によって炭素 (CO2) が固定されますが,庭のひろさがきまっている以上は,いつまでも成長しつづけることはできません. 不要になった葉や木の枝を処分すると,CO2 はかえってふえてしまうのだとおもえます.
シャープをはじめ,日本ではいろいろな会社が家庭用の太陽電池パネルを生産しています. これらは温暖化防止に効果があり,かつ 20 年つかうともとがとれるといわれています. しかし,これはほんとうでしょうか? ちょっと検証してみました.
通信ネットワークにおいては,受信した情報は通常はだれか特定のところで発信されたものであり,おおくのばあいに発信者を特定することができます. ところが,同様のネットワークによっておくられてくる電力に関しては,どこからおくられてきたものかを特定することができません. にもかかわらず,とくに欧米などでは環境に配慮した特定の発電者から電気を買うことができるようになってきています. これはふしぎなことだとおもえます.
マイクログリッドの厳密な定義はこの本にゆずるが,それは従来の電力ネットワークに接続される分散した電力供給者と消費者とで構成される. 家庭の太陽光発電システムもマイクログリッドの一部になりうるが,この本がおもな対象としているのはもうすこし大規模な,企業などの発電システムであり,発電機器としてもマイクロ・ガスタービン,マイクロ・ガスエンジンなどがとりあげられている.
世間では太陽光発電に関しても CO2 が削減されるといった利点ばかりが強調されているという印象をうける. しかし,カリフォルニアやニューヨークでかつて発生した停電は,電力の安定供給がそんなにかんたんなものでないことをしめしている. 分散型の発電がひろまれば,電力系が不安定になるのではないかという私の疑問に,この本はこたえてくれた. ひとことでいえば,これから解決するべき課題が山積しているということである. 理系の私にもわかりにくい技術的な内容をふくんでいるが,おおまかな把握のためにはやくにたつとおもう.
評価: ★★★☆☆
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京都議定書の基準となっている 1990 以降の日本の CO2 排出量のグラフをみると,1995 年に急増し,その後は増加する傾向にはあるが減少している年もあることがわかります. 1995 年に急増した理由をしらべてみました.
この本は著者の花粉症との想像を絶するたたかいの記述からはじまる. さいわい私はそれほどひどい花粉症ではないので,これはひとごとなのだが,著者とおなじくらいくるしんでいるひとにとってはヒントがえられるだろう. 後続の章では花粉症に関する俗説や花粉症がまちがった政策からうみだされたことなどがのべられていく. 私自身もこれまでえていたまちがった知識をただすことができた. ただしい知識をえることが今後の花粉症対策にむかうための世論形成にやくだつだろう.
評価: ★★★☆☆
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花粉症は環境問題である@
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辰巳 渚 の 「「捨てる!」 技術」 をはじめとして,捨てること,整理することに関する本がおおい. 私自身は,本はともかく,情報がつまっていないモノに関しては捨てるのがおしいとはあまりおもわなくなったのですが,それにもかかわらず,最近は捨てるのがますますおっくうになってしまいました. それは,環境・リサイクルのせいです.