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DIY (日曜大工) とものづくり・実験:3 次元印刷 (3D printing)・CAD

つぎつぎこわれる 3D プリンタの基板

Kossel Mini という 3D プリンタを 3 台,ここ 2 年ほどつかってきた. そのあいだに 3 枚の CPU ボードがこわれた. まだ確定していないが,きのう,さらに 1 枚こわれた可能性がある. 初期不良ならともかく,さんざんつかったあげくにこわれるのは熱が原因なのではないだろうか? 3D プリンタの制御基板 RAMPS 1.4 はファンをつけたせいか,ほとんどこわれることがないが, Arduino 同等品の Mega 2560 はヒートシンクもついていないし LSI のまわりをコネクタがとりかこんでいるので,熱がたまりやすく,それが原因で劣化がはやいのではないかとかんがえられる. 熱がたまらないように対策したい.

今回の故障はプリントヘッドのヒータをいれたつもりでも加熱されず,設定温度が 0 のままになるというものだ. 加熱中に突然いかれたので,どんどん温度がさがり,ふたたび温度をあげることができなくなった. 最初は RAMPS 1.4 をうたがったが,交換しても回復しない. Mega 2560 はまだ交換してからテストしていないが,こちらが原因である可能性がたかい.

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これまでに故障した基板は写真の 3 枚だが,ときどき USB 接続がきれるもの (これは初期故障かもしれない), プリントヘッドの温度が設定どおりにならないもの (ひくいのかたかいのかはわすれた), 球を印刷すると楕円体になるものがあった. USB 接続の異常については Mega 2560 以外の原因はかんがえられないが, プリントヘッドの温度不正は最初 RAMPS 1.4 をうたがった. 球が楕円体になるのはまずステッピング・モータのドライバをうたがい,つぎに RAMPS 1.4 をうたがったが,結局,問題があるのは Mega 2560 であることがわかった.

こうした故障が頻繁におこるのは熱が原因である可能性がたかいとかんがえられる. まわりをコネクタでかこまれた LSI などを冷却するのは容易でないが,なにか適切な方法をかんがえたい.

追記:
AnyCubic Kossel の最近のバージョンを Web サイトでみてみた. すぐに気づくのは電源が従来のアダプタからアルミ製の箱にはいったものにかわったことだ. この箱はプリンタ本体の横に設置させている. さらに,電源の下に,ファンがついた黒い箱がある. このなかに Mega 2560 と RAMPS 1.4 がたてにはいっているにちがいない. 熱がたまらないように,このように改良したのだろう. 私もこれを参考にして対策をかんがえたい.

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