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情報セキュリティ,コンプライアンスの最大のリスクとは?

企業においても公的な組織においても情報セキュリティやコンプライアンスに関するリスクがたかまっている. それに 「ただしく」 対処する必要があるのはもちろんだが,むしろ過剰反応への対処がよりおおきな課題になっているようにおもう.

かつて差別問題が席巻していた時代には,それに対する過剰反応にどう対応するかがおおきな課題になっていた. 差別を完全になくすように努力することは必要だが,それはなかなか困難だ. ちょっとした差別的行為がみとめられると執拗に糾弾するひとびとがいて,企業イメージを悪化させないように相当な努力をもとめられた時代があった. 差別をなくすための努力が必要であることはいまもかわっていないが,過剰反応がなくなったことで,そこに過剰なエネルギーをはらう必要はなくなった.

それにかわって現在,過剰なエネルギーをさくことがもとめられているのが,情報セキュリティとコンプライアンスの問題だ.

情報セキュリティに関していえば,個人情報や他社および自社の重大な秘密情報の流出はぜひさけなければならないが,それほど重大でない情報まで,おおきな管理コストが必要になっている. 秘密情報をできるだけつくらないようにすること,秘密でない情報は低コストで管理できるようにすることが重要だと私はかんがえているが,それが困難な状況がある. 社内の 「からさわぎ」 にのせられないようにすること,会社の方針に盲目的にしたがうのではなくて自分で判断することが重要だとかんがえている. いずれにしても完全にリスクをなくすことはできないから,うまくリスクを管理していくことが重要であり,仕事の効率のためにリスクをひきうける必要がある場合もあるとかんがえている. しかし,不本意でもしたがわざるをえない部分があることもたしかだ.

コンプライアンスに関しては,すくなくとも私のまわりでは,そもそも 「コンプライアンス」 ということばが本来の意味からはずれて,それに過剰に反応している社外・社内のひとへの対応という意味になっているようにおもえる. つまり,過剰反応への対応が私個人だけでなく会社としても課題になっている. これは私がつとめている会社だけのことではなくて,他社のはなしをきいても同様のようだ. コンプライアンス問題への過剰反応をいましめる本も出版されている. 社外や会社幹部の過剰反応はさらに過剰反応を生んでいるが,それらに対しても,自分でかんがえて対応することが重要だ. 盲目的な対応は事態を悪化させるだろう.

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