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AROB 2014 での 「ゆらぎ印刷」 の発表

AROB 2014 (19th International Symposium on Artificial Life and Robotics) という学会で 「ゆらぎ印刷」 について発表してきた. 論文のタイトルは “3D Printing and Simulation of Naturally-Randomized Cellular-Automata” だ. 3D プリンタをつかって “創発的” でゆらぎのあるパターンが印刷できること,(もともと “セル・オートマトン風” につくってあるので) それがある程度までセル・オートマトンでシミュレートできていることを報告した. あたえられた時間は 15 分しかなくて,質問は途中でうちきられたが,あとで何人かとさらに話をした. 国内 (別府) でひらかれたとはいえ,個人で出費するにはすくなからぬ金額がかかったが,しりあいもでき,今後の方向をきめるうえで参考になった.

RIMG2281.jpg発表のなかでは,本来の定義からはずれた意味で “cellular automata”, “random”, “emergent” などのことばをつかっていた. 質問やあとの会話ではそこがとりあげられることになった. “セル・オートマトン (CA)” ということばを物理的に生成されるパターンにそのままつかっていることで Maker Faire 2013 では “CA 風” という表現をつかっていてその意図を質問された. 今度は “風" すらとってしまっていたが,同様の質問をここでもうけた. やはり CA は計算モデルであって物理現象が CA (風) だというのは不適切な表現であり,つぎからはもっとはっきり書くべきだと感じた.

「ほんとうに random なのか?」 という質問に対しては 「“random” ということばの厳密な定義からするとそうでないかもしれない」 としかいえなかった. おなじ質問のなかでカオスやフラクタルなどへの言及もあったが,いずれも現時点ではそれらとの関係はわからないとしかいえない.

あとの会話のなかでこのシステムがほんとうに複雑系なのかどうか,統計量などをしらべてみる必要があるという意見がでた. もっともなことだが,いまの私は物理にうといので,なにをしらべてどう統計をとればいいのかがわからない. 研究予算をとっているわけではないので,この研究をどこまでやるべきなのかもよくわからないが,やるとすればセル・オートマトンをつかった物理系の解析の論文をしらべる必要があるだろう. 最近 Springer で出版された本などに適当なものがあるようなので,まずはそれをしらべてみることにした.

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