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政治・法律・憲法

振子の振動を増幅して政治を不安定化する (?!) 小選挙区制

かつては,小選挙区制によって 2 大政党制を確立することが日本の政治をよくすると私もかんがえていた. しかし,最近の衆議院議員選挙をみると,1 回ごとに野党が大量に得票して政権交代している. 国民の一部は振子のように毎回,投票先をかえているが,それが小選挙区制によって増幅されている. 小選挙区制はむしろ政治を不安定化させているのではないだろうか.

小選挙区制によって第 1 党が安定多数をえることができるから,その意味では共時的には安定化されているともいえる. しかし,得票率の変化が増幅されて毎回,政権交代がおこると,それは政策も毎回かわることになり,通時的には不安定化につながるといえるのではないだろうか. 共時的には安定化されているとはいっても,衆参でねじれがあるときは結局は不安定になるから,衆議院だけ多数がとれても安定だとはいえない.

国民の選択が毎回おおきくふれる政治状況のもとでは,小選挙区制はかえって政治の不安定化につながるようにおもえる. 民主党は比例代表を削減することで衆議院の定数を削減しようとした. しかし,これはますますこの不安定化を助長するものだろう. 小選挙区制そのものも再検討が必要だが,まずは比例代表をへらすのでなく,小選挙区を統合して定数削減するのがよいのではないだろうか.

関連項目 (2012-12-28 追記):

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