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福島原発視察や浜岡原発停止などについてはすこしあたらしい情報がある ― 菅 直人 著 「東電福島原発事故 ― 総理大臣として考えたこと」

原発事故やそのときの首相のふるまいについては,すでにさまざまなひとが書いている. それらとくらべてとくにあたらしい話が書いてあるわけではない. ということは,それなりに信頼できる内容だということだ. しかし,自己直後に福島第一原発の吉田所長に会ってその人物をみきわめられたことがその視察の最大の収穫だというところは菅直人だから書けることだろう. 浜岡原発停止決定のプロセスなどについても,すこしあたらしい情報がある. 当時の誤解はだいたい解けているが,誤解したままのひともいるだろうから,この本では根拠をあげて誤解を解こうとしてもいる.

一番ちからがはいっているのは,事故後に,自民党などが政権をとればくつがえされるだろうから実現されるかどうかはわからないが,鳩山由紀夫まで “だまして” 首相の座にいすわって,原発廃止へのみちすじをつけたことの記述だ. ただし,その菅おろしさわぎについてはほとんど書いてない. まだまだ書いてないことはたくさんあり,とくに不利な部分はそうだろうが,原発事故に関する重要な資料のひとつになるだろう.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: 東電福島原発事故@Amazon.co.jp

注記: Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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