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現状や課題の把握がよわい ― 結城 康博 著, 「国民健康保険」

うすい本のなかで,国民健康保険の制度,現状,課題などをまとめている. しかし,制度はともかくとして,現状や課題の把握はよわい. たとえば,保険料不払いの問題に関しては 市町村国保担当者に取材して,そのいいぶんである 「2 割は悪質な保険料滞納者」 ということをそのまま書いているが,不公平感など,そこにある問題にふれないまま 「悪質」 と書くのはいかがなものか. 課題の解決は容易であるかのように書いているが,年金と同様に積み立てられた保険料の目減り問題もあるだろうし (時事通信社の健康保険組合での問題が顕在化しているが,他にもたぶんあるだろう),さまざまな問題がこの本ではあつかわれないままになっている.

評価: ★★☆☆☆

関連リンク: 国民健康保険@ [bk1]国民健康保険@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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