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書評:政治・法律・憲法, 政治・法律・憲法:構造改革と民営化

説得力のある大阪都構想,しかし定量的に書いてほしい ― 橋下 徹・堺屋 太一 著 「体制維新 ―― 大阪都」

大阪市は市内の地域 (区) のきめこまかい行政のためにはおおきすぎる一方で,広域行政においては大阪府と 2 重になっている. 大阪府知事を経験するなかで著者はそれを痛感し,大阪都構想つまり大阪市の地域行政に関する権限を区にゆずり,広域行政は大阪都にまとめることを推進している.

著者の主張には説得力があるが,定量的なデータはわずかだ. 大阪の市民や府民に重要なのは現状をかえるべきだというかんがえを支持してほしいということであり,そのためには定性的な主張で十分だということかもしれない. しかし,やはりその主張をうらづけるデータがあればもっとよかったとおもう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 体制維新@ [bk1]体制維新@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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