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Web とインターネット, 知的生産とリテラシー:読書法

インターネットは速読できないが,電子書籍は本に匹敵する

速読の本が多数,出版されている. それに対して Web の速読をすすめる本や Web ページはあまり,みたことがない. Web のほうがあふれる情報があるのだから,速読法が発展してもよさそうなものだが,それにはいくつかの理由があるだろう.

多分,第 1 の理由は,本をはやめくりするように Web を 「めくって」 いくのはむずかしいことだろう. スクロールしているだけならかなり高速にできるが,それでもスクロールしながら読むのはむずかしい. 無理に読もうとしたら,目がつかれるだろう. リンクをクリックしてつぎのページをひらこうとしても,たいてい,すぐにはひらかない. 10 秒以上またされることも,すくなくない. 速読どころではない. しかも,本ならおなじやりかたでつぎつぎにページをめくっていけるが,Web ページではたとえヘージ・レイアウトがおなじでも,マウスがリンクからはずれて,あわせなおさなければクリックできないことがおおい.

第 2 の理由は,速読に値する情報はそんなにないということだ. 情報がぎっしりつまっているからこそ速読する価値がある. ごみばかりなら,速読してもしかたがない.

電子書籍ならどうだろう. おなじやりかたでめくっていけることに関しては紙の本と同様だろう. ただし,ディスプレイの解像度がひくいから,1 ページあたりの情報量は紙の本よりすくない. だから,いっぺんにみられる情報量はかぎられる. また,電子ペーパーだと表示に時間がかかるから,そのあいだは読むことができない.

文字や文あたりの情報量は本と同等だから,その意味では情報は本と同様にぎっしりつまっている.

こうしてみると,やはり速読に関しては紙の本が一番向いていることがわかる. 電子書籍もある程度は速読できるが,インターネットはまったく適していない. たぶん,まだ当分は本に勝てるメディアはでてこないだろう.

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