[ トップページ ]
社会・経済

起立して歌唱者への敬意を表すとかんがえられないか ― 大阪府の君が代起立条例案

大阪府の橋下知事が君が代起立条例案をだしている. 学校で君が代を斉唱する際に教師などが起立することを強制しようとしている. 私自身は学生時代に君が代をうたうことを強制されたおぼえもないし,そういうときに起立することを強制されたおぼえもない. 会社にはいってからは君が代斉唱の機会があったが,そのときになにかを強制されたということもなかった. 現在では会社でそういう機会もない. 君が代起立条例案はやはり異様だ.

東京都でも一時,起立しなかった教師の処分問題が話題になった. 当時の東京でも現在の大阪でも,それが問題にされるのは,(すくなくとも産經新聞によれば) 国歌や国旗に対して敬意をはらわないからであるらしい. こういう国歌や国旗に対する踏み絵のような事件がおこったのは不幸なことだ.

入社式以来,会社の式典で君が代がうたわれることはときどきあった. しかし,そういうときでも私自身はうたうことはなかった. 当時はまだ君が代が国歌として法律できめられてはいない時代だったし,私自身はそれを国歌とみとめていなかった. しかし,そういうとき,起立はすることにしていた.

それは,当時もそれが会社をはじめ,ひろく国歌とかんがえられていたから,それをうたうひとに敬意を表する必要はあるとかんがえていたからだ. 国歌や国旗に敬意を表したのではなくて,それをうたっているひとに対する敬意だ. 立たないということは,うたっているひとに,けんかを売っているようなものではないか.

国旗や国歌に対する敬意を強制されれば,私も反対にまわっていただろう. このあたりにこの問題の解決策がありはしないだろうか.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/5093

コメント (2)

匿名:

>それをうたっているひとに対する敬意だ
…というのをどこでいつごろ覚えられたのでしょうか?
こういうのって、テーブルマナー、箸の使い方、手紙の宛名書き、名刺の渡し方受け取り方といった社会一般のマナー、ビジネスマナーと一緒で一度は誰かから教わる必要がると思います。


>国旗や国歌に対する敬意を強制されれば,私も反対にまわっていただろう. このあたりにこの問題の解決策がありはしないだろうか.

ここで問題なのは、子供に教えるべき立場である教師が率先して、国旗や国歌に敬意を現すべきことを教えない…ということでしょう。
堂々と天動説を教える教師がいた場合、どうにかして地動説を教えるきょうに強制が必要なんじゃないでしょうかね。

匿名さん,
「日の丸」 や 「君が代」 に敬意を感じないひとはどうするべきなのでしょうか. そういうひとに 「国旗や国歌に敬意を現すべきこと」 を教えなさいといっても無理でしょう. そういうひと (わたしもそういうひとのひとりでした) にできることは,それらに敬意をあらわしているひとの立場を尊重し敬意をしめすことなのではないでしょうか. 「みんなで君が代をうたうべき」 状況におかれた私がかんがえたのはそういうことです. 「普遍的真理」 である地動説とはいっしょにできないとおもいます.

コメントを投稿

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type