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書評:政治・法律・憲法, 政治・法律・憲法, 書評:社会・経済

ハーグ条約加盟だけでは解決しない絶望的な問題 ― コリン P. A. ジョーンズ 著 「子どもの連れ去り問題 ― 日本の司法が親子を引き裂く」

菅政権はハーグ条約加盟の準備をすすめてきた. その問題についてかんがえるためにこの本を買ったつもりだった. しかし,この本に書いてあるのはハーグ条約の問題というよりは,日本の司法の問題をするどく指摘するものだった. 日本の司法関係者もある程度わかっているだろうが,外国人だから気がつく,書ける部分があるとおもえる.

「連れ去り問題」 は司法の問題だけでなく,日本の社会・伝統などからきているものでもあり,ハーグ条約に加盟したからといって解決にはほどとおいが,それが 1 歩になるのではないだろうか.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 子どもの連れ去り問題@ [bk1] 子どもの連れ去り問題@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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