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震災復旧だけでなく日本の復興までかんがえれば菅内閣をささえる必要があるのではないか

菅直人を首相の座からひきずりおろそうといううごきが,野党だけでなく民主党のなかからもでているようだ. しかし,民主党のなかに彼にかわって首相になれるひと,彼よりうまくやれるひとがいるのだろうか.

たしかに,自民党のしかるべきひとであれば,菅直人より震災対策をうまくやることができるだろう. だが,そうすることが民主党のチャレンジをやめさせ,ずっとめざしてきた 2 大政党制への道をとざすことになるとしたら,それが日本のすすむべき道だろうか. いまは震災復旧だけをかんがえるときではなく,日本全体の復興のみちすじをかんがえるべきときだ.

菅政権の不手際は,菅首相ひとりの責任でも,現在の内閣だけの責任でもないだろう. いくら民主党内に菅に協力的でないひとがいるといっても,大半の民主党議員はそれをささえる側にまわっているだろう. それでも震災対策がうまくいかないのは,菅首相をはじめとする内閣の面々,そして民主党員たちの経験が不足しているからだろう. しかし,新進党が政権をとったときをのぞけば,これまで政権についたことがなかったのだから,経験がないのは当然だ. また,自民党とおなじやりかたをしたのでは,もうひとつの政党をつくった意味がない. うまくいかないことがいろいろあるとしても,手さぐりですすんでいくほかはないだろう.

震災対策が軌道にのるまではもっと手なれたひとに政権をまかせて,そのあとで民主党に経験を積ませればよいというかんがえもあるかもしれない. しかし,それは民主党のチャレンジをだめにし,日本の復興もだめにしてしまうことにつながるようにおもえる. いま菅内閣に,民主党に,そして日本と日本人にあたえられている試練をのりこえてこそ,日本の復興につながるのではないだろうか.

震災復旧だけをかんがえるなら,自民党がやってきたやりかたを踏襲すればよいだろう. そうすれば,より迅速な復旧を実現させることができるだろう. そして,より長期的な視野にたった復興に関しても,阪神淡路大震災における復興をそのままモデルにすればよいのであれば,比較的すみやかにすすめることができるだろう. しかし,阪神淡路のときとはちがって,この復興においては日本全体をかえることが必要になっている. 復旧や復興に時間がかかれば短期的および中期的には被災者にはよりおおきな負担をかけることにはなるが,それでももっと長期のことをかんがえ,かつ日本全体のことをかんがえるなら,菅内閣をささえていくべきではないだろうか.

関連項目 (2011-6-4 追記):

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