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書評:Web とインターネット, Web とインターネット:ハイパーテキスト

ハイパーテクストと,きりきざまれる文章への警鐘 ― ニコラス・G・カー 著 「ネット・バカ ― インターネットがわたしたちの脳にしていること」

インターネットのおかげでハイパーリンクをたどってどんどん読んでいくことができるようになり,どんどん情報がえられるようになったかというと,そうではないと著者はいう. つぎつぎに別のページにうつっていくことになり,集中して文章を読むことができなくなっている. その結果,さまざまな調査において,ハイパーリンクをつぎつぎにたどっていく読みかたでは,本を読むときのようにひとつの文章をずっとたどっていくのにくらべて記憶にのこりにくいことがわかったという. つまり,ハイパーテクストは 「読む者により大きな認知的負荷を課する」 のだという.

そういわれると,たしかに,おもいあたるふしがある. ハイパーリンクがあるとおもわずクリックしたくなるが,その誘惑に勝たなければならないのだろう. また,ブログにいろいろリンクをはりたくなるが,とくに文章中にリンクをはるのはさけるべきなのだろう. 著者ももうネットがあともどりさせるべきだとかんがえているわけではないが,そうだとすると,ネットの文章の認知的な負荷をさげる技術を開発し,ひろめる必要があるのだろう.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ネット・バカ@ [bk1] ネット・バカ@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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