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書評:Web とインターネット, Web とインターネット, 書評:知的生産とリテラシー, 知的生産とリテラシー

ツイッター流言の分析がとくにおもしろい ― 荻上 チキ, 飯田 泰之, 鈴木 謙介 著, 「ダメ情報の見分けかた ― メディアと幸福につきあうために」

この本では,新聞など,従来のメディアを読むときにもつかえる知識もえられるが,なんといってもおもしろいのはツイッターに特有の知識だ. ツイッターでは文脈がつたわりにくいので一部だけをみて流言がひろまっていくこと,ツイッターの検索機能が貧弱なためにおこる誤解などなど.

タイトルや帯をみると,この本を読めばネットの情報をパッとみて捨てるべきものが捨てられるようになるような印象をうける. しかし,読んでみるとそうではなくて,誤解・流言をへらすには文章をちゃんと読む,裏をとるというように,より多く読む努力をかさねることがやはり必要だということだ.

評価: ★★★★☆

関連リンク: ダメ情報の見分けかた@ [bk1] ダメ情報の見分けかた@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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