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書評:メディア・アート・イベント・エンターテイメント, メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽 (一般)

西洋音楽の大河 (古典派・ロマン派) のはじまりからおわりまで ― 岡田 暁生 著 「西洋音楽史 ― 「クラシック」 の黄昏」

新書 1 冊で中世から現代までの西洋音楽史を論じているが,中心は古典派からロマン派の音楽にある. それは,音楽が特定の作曲家の作品として演奏され,おおくのひとに消費された時代の音楽ということだ. 現在でも古典派やロマン派の作品が演奏されつづけているが,もはや特定の作曲家がそれほど有名になることはなくなっている.

これまで,音楽史というのはとおい過去から未来へとずっとつづいていくものだとかんがえてきた. しかし,著者がえがく西洋音楽史は中世にほそぼそとはじまり,古典派,ロマン派の時代にはおおきなながれになったが,もしかすると現代にはきえようとしているながれである. こういうながれをえがくには,新書というメディアが適切だったのかもしれない.

評価: ★★★★☆

関連リンク: 西洋音楽史@ [bk1]西洋音楽史@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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