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書評:社会・経済, 社会・経済:農林水産業

問題点の指摘が中心で改革の方向に関してはキレがない ― 荻野 孝利 著 「JA 改革の本流 ― 農協は日本の食・農を担えるか」

タイトルからすると農協をどのように改革するべきかが中心テーマのようにみえるが,実際は大半のページが (2002 年) 現在の農協の問題点の指摘にあてられている. 巨大化してさまざまな事業をおこなうことの是非に関する議論 (是の部分もある),自民党との癒着,マスコミからのバッシングなどの問題がとりあげられている. 最後の章は 「「農協」 の時代」 と題されて,食料危機がちかづき安全性が問題にされるなかでの農協のやくわりがおおきいと主張している. バランスのとれた内容ではあるが,改革の方向に関してはキレがない.

評価: ★★★☆☆

関連リンク: JA改革の本流@ [bk1]JA改革の本流@Amazon.co.jp

注記: BK1書評Amazon.co.jp書評 に投稿しています.

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