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テレビと動画サイトのネットワーク的なちがい

「放送通信融合」 ということばがしばしばつかわれますが,このことばは放送と通信との境界がなくなることを意味しているのであって,それらのあいだの差がなくなることを意味しているわけではありません. ここではテレビと動画サイトとのネットワーク的なちがいについて書きます.

テレビはチャネル数に上限があります. CATV (ケーブルテレビ) では 100 チャンネルどまりであり,IPTV などでも 1000 チャンネル程度だとかんがえられます. これに対して VoD (Video on Demand) では 1 万をこえるビデオのなかから選択することができます. 動画サイトにおいてはさらにおおくの選択肢があるでしょう.

動画サイトにおいて,こうした星のかずほどあるビデオのなかの大半はめったにアクセスされないとかんがえられます. しかし,それでもそこにはベキ乗法則がなりたつ,つまりロングテールになるとかんがえられます. つまり,数がおおいわりにはアクセス頻度はたかくなります. したがって,ネットワークを設計する際にこういうアクセス頻度のひくいビデオを無視することはできなくなります.

テレビやアクセス頻度のたかい VoD についてはキャッシングが有効です. また,マルチキャストをつかうことによってネットワークの帯域を有効に利用することができます. しかし,ロングテールのビデオについてはキャッシングはほとんど効果がなく,むしろ,へたをするとかえって帯域をむだにつかう危険があります. また,同様に,マルチキャストをつかう意味もないのでユニキャストで通信することになります. 両者に対してはまったくことなるネットワーク最適化戦略が必要になります.

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キーワード: ビデオ・オン・デマンド, 通信と放送の融合

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