[ トップページ ]
Web とインターネット:プロトコルとネットワーク, 言語・コミュニケーションとネットワーキング:語彙・訳語

Replay attack の訳語 ― リプレイ? 再送? 再生?

通信路上でパケットをぬすみみてコピーし,それを送信することによって送信者になりすますことを replay attack といいます. このことばの訳語は安定していなくて,リプレイ攻撃,再送攻撃,再生攻撃などのことばがつかわれています. どれをつかうべきなのでしょうか?

Neighbor discovery の訳語 ― 近隣者発見 (?!)」 では “neighbor discovery” ということばの訳語をとりあげましたが,今度は “replay attack” です. “Play” の訳語として “再生” がつかわれるので,replay attack も再生攻撃と訳すのはもっともだとおもわれます (“re” がついているので “再再生” となるべきかもしれませんが,これは奇妙なので “再” は 1 個にするわけです). しかし,問題は “再生” という日本語にはべつの意味があるので,誤解されやすいということだとおもわれます. それよりは “再送” にしたほうが誤解の余地がすくないとおもえます. ところが,“再送” は retransmission の訳語としてもつかわれます. Retransmission と replay とをくべつしなくてよいのか,ということが問題になります. これをくべつしたいということになると,やむなく “リプレイ攻撃” と訳すことになります.

カタカナ語をつかいたくはないのですが,ほかによい方法をおもいつきません. ということで,とりあえず 「DHCPv6 のセキュリティ」 や 「TLS / SSL」 などでは “リプレイ攻撃” と訳しています.

キーワード:

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/1959

コメントを投稿

Google でブログを検索:

メインページアーカイブページも見てください.
Creative Commons License
このブログはつぎのライセンスで保護されています. クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.
Powered by
Movable Type