小池 百合子 前防衛大臣が,やめるときに 「女子の本懐」 ということばを語っていました. これが,狙撃されたのちに死亡した 濱口 雄幸 首相の 「男子の本懐」 を意識して語られたのはあきらかですが,なぜこれほどおもいことばをつかうのか,そのときはわかりませんでした. しかし,最近,毎日のようにマスコミをさわがせている守屋事件によって,ようやくその意味がわかりました.
私は読んでいませんが,小池氏は 「女子の本懐」 という本を書いています.
しかし,Amazon.com の書評のなかには 「まだまだ言いたいことを抑えている感がある」 と書いているひともいます.
この本を書いた時点では,まだ真相をあきらかにすることはできなかったということでしょう.
しかし,ここからさきは私の想像にすぎませんが,小池大臣が守屋次官と 「さしちがえて」 やめることによって,彼が事務次官だった 4 年間だれも手がだせなかったところにメスがはいって捜査がすすみ,きょうの逮捕にまでこぎつけることができたのでしょう. 大臣の職をかけてでも守屋次官をやめさせるべきだとかんがえた,そしてそれが実をむすんだということでしょう. (写真は 小池 百合子 公式ホームページ から.)
関連するブログ
この件に関する 「これは」 というブログ記事はなかなかみつけられないのですが,つぎのようなものがありました.
2 ちゃんねる 「守屋にスキャンダル@小池百合子」 によれば,週間ポストでは 8 月からこの件をスクープしていたということでした.
「守屋にスキャンダル@小池百合子
守屋の犯罪を未然に防ぐという観点で考えると小池百合子が次官更迭を目指した理由がわかってくる.
時期的にも一致する.
東京地検特捜部も動き始めており,守屋切りの真相はスキャンダルを察知した小池・安倍・小泉の強い意向であった.」
2007-12-1 追記
小池 百合子 著 「女子の本懐」 を読んで,そこにはおもった以上に守屋次官のスキャンダルの兆候が書かれていないことがわかりました. この確執に関しては 「秩序をまもる」 ことが大義名分として書かれ,小池大臣みずから増田氏を次官に任命することでシビリアン・コントロールがたもたれた,「喧嘩両成敗」 といわれるのはただしくないということです. 大義名分としてはそうなのでしょうが,やはりここには書かれていない部分があるのだろうとおもいまう. それが将来,小池氏から語られることはあるのでしょうか.
それから,どうやら 「女子の本懐」 ということばは防衛大臣になるまえから,そのうちつかってやろうと小池氏はかんがえていたようです. ということは,私がかんがえていたほどのおもみはなかったということのようです. これはいささかがっかりしました.
関連項目
- 政治家としての大局的判断と気配り ― 小池 百合子 著 「女子の本懐 ― 市ヶ谷の 55 日」 (2008-9-3 追記)
