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メディア・アート・イベント・エンターテイメント:音楽評

クラフト指揮によるシェーンベルクのセレナーデ,オーケストラの変奏曲などの CD

Naxos (ナクソス) 8.557522 に Arnold Schoenberg (アーノルド・シェーンベルク) の 12 音技法による 2 つの作品,セレナードとオーケストラの変奏曲とがおさめられています. 指揮をしている Robert Craft (ロバート・クラフト) はシェーンベルクの弟子であり,私がシェーンベルクの音楽を最初にきくきっかけになったシェーンベルク全集の大半の合奏曲を指揮しています.

シェーンベルク全集については 「一度で理解できないシェーンベルクの音楽」 という項目でもすこし書きました. アメリカの CBS レコードの企画でつくられましたが,日本版を CBS Sony (シービーエス・ソニー) がだしました.

Schoenberg-Serenade.jpg Naxos の CD はシェーンベルクの弟子であるおなじ指揮者による演奏なので,全集とそれほどおおきくかわってはいません. しかし,記憶しているかぎりでは,とくにセレナーデに関しては今回の演奏のほうがより表情ゆたかなようにおもわれます. 演奏者のちがいがでているのかもしれません. もっとも,全集は最近ききなおしていないので,さだかではありません.

録音は 1990 年代なので,今回のほうがいいということは,いうまでもありません. シェーンベルク全集は日本では 1970 年代に発売されましたが,録音は 1960 年代にされています.

キーワード: 20世紀音楽, 12音技法, 十二音音楽, Schönberg, Schoenberg

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