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Perl プログラミング

仕事で私くらいいろいろなプログラムを自分で書いてきているひとは,すくなくとも私の会社のなかにはほとんどいないのではないかとおもいます. つかってきたプログラミング言語としても Pascal, Fortran, Lisp, Prolog, Perl, Java など,さまざまですが, ここ 10 年くらいのあいだはおもな言語は Perl になっています.

最初に Perl を本気でつかったのは,百科事典の検索でした. 軸づけ検索のプログラムを Perl で書きました.それまで知らなかった Perl を習得してつかおうとおもったのは,パターンマッチ機能をつかって文字列をあつかうには Perl が便利だということと,検索のインタフェースとして Perl によって CGI を書くのがかきやすいだろうという理由からです.

軸づけ検索のひとつの技術的要素は全文検索ですが,高速性を要求される全文検索のプログラムも Perl で書きました.CPU 時間よりはディスク・アクセスの時間のほうが問題なので,インタプリタで実行される Perl であっても,プロトタイプとしてはなんとかたえられるレベルにありました. むしろ,インデクスを格納するのにつかった GNU DBM がおそくて,検索にけっこう時間がかかるばあいがありました.

検索・組織化のプログラムだけでなく,検索に使用するインデクスをあらかじめ生成するのにも Perl をつかいました. ここでは,百科事典のテキストから年代表記や地名などを抽出するのにパターンマッチ機能が威力を発揮しました. 「テーマ検索」の製品における検索ではより高速性がもとめられるので Delphi をつかいましたが,そこでもインデクスの生成には Perl をつかっていました.

その後すっかり仕事がかわってルータにコマンドをたたきこむ QoS ポリシーサーバなどを開発するようになりました (ポリシーにもとづくネットワーキングと QoS 保証) が,このときも,プロトタイピングには Perl をつかうのが便利でした.理由は軸づけ検索のときとおなじでした.つまり,ルータの CLI (コマンドライン・インタフェース) がはきだす文字列を解析するには Perl のパターンマッチ機能が便利であり,また GUI (ユーザインタフェース) には CGI をつかうのが便利だったということです. このころには Python とか Ruby とか,Perl よりよくできた部分があるスクリプト言語がつくられていましたが,なれた言語をてばなすことができず,いまだに Perl をつかっています.

その後,voiscape についてはおもに Java や C++ をつかいましたが,voiscape サーバのための管理インタフェースなどには Perl をつかっています.最近はまたポリシーサーバなどをあつかっているので,Perl が中心になっています. QoS の主観評価をするときも被験者やオペレータのための GUI を Perl で書いています. 最近はカッチリと Web インタフェースをつくるには Struts や ASP.NET といった Web アプリケーション・フレームワークをつかうことがふえてきています.私も製品にちかいプログラムの開発ではそれらをこころみてはいます.しかし,プロトタイピングや短期間だけつかう GUI を開発するには Perl のほうが便利です.

Keywords: Perl, CGI, Webインタフェース, Webアプリケーション, プログラミング, 軸づけ検索, 軸付け検索, 百科事典検索, 情報抽出, 情報組織化, 全文検索, パターンマッチ機能, パターンマッチング, 文字列解析, CLI, コマンドライン・インタフェース, ポリシーサーバ

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2007-04-26 22:38に投稿されたエントリーのページです。

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