[ Top page ]

« RACA: ランダムな非同期セル・オートマトン | メイン | Web ページの自己再生産 (自己増殖) »

CCM: 化学的計算のモデル

O

CCM とは?

CCM (Chemical Casting Model, or Chemical-Computation Model) は創発的計算のモデルのひとつである. CCM は局所的な情報だけで動作する. つまり各反応 (単位動作) がかぎられたデータだけを使用し, 大局的な計画 (すなわちプログラム) なしに計算がすすむ. CCM は (エキスパート・システムの開発につかわれた従来のプロダクション・システムとはややことなる) 化学反応系のようなプロダクション・システム (規則ベースの計算法) にもとづいている. CCM にはつぎのような特徴がある.

  • CCM においては反応規則とよばれるプロダクション規則とともに, 局所秩序度とよばれる局所的に定義された評価関数が使用される.
  • 反応 (規則の適用) の順序はランダムである (いいかえると,確率的であり非決定論的である). ランダムさが創発性のみなもとである.

また,触媒をくわえると反応によって変化しないが秩序度に影響して反応速度が変化したり,反応規則を合成すると一種のトンネル効果がえられたりする. フラストレーション蓄積法 (FAM) によってアニーリングに似た効果をえることができる.

CCM の関連文献など

このモデルを最初は CPM (Chemical Programming Model) とよんでいたが,従来のプログラミングとのちがいを強調するために CCM と改名した. 中央の C はプログラムにもとづく計算とのちがいを強調するために "Casting" ということばの頭文字としたが,あまりにわかりにくくなるので "Computation" としておくほうがよいとおもわれる.

Keywords: CCM, Chemical Casting Model, Chemical Computation Model, 化学的キャスティング・モデル, 化学的計算モデル, 創発的計算, エマージェント・コンピュテーション, ランダム化計算, ランダム化問題解決, ランダマイズド計算, ランダマイズド問題解決, 規則ベース計算, 規則ベース問題解決, ルールベース計算, ルールベース問題解決, 局所情報, 局所的計算, 触媒, 反応規則合成, フラストレーション蓄積法, FAM, トンネル効果, アニーリング

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kanadas.com/mt/mt-tb.cgi/240

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
このブログは、次のライセンスで保護されています。 クリエイティブ・コモンズ・ライセンス.