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   <title>調査と解説</title>
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   <updated>2008-11-12T12:01:26Z</updated>
   <subtitle><![CDATA[
この “ブログ” では，情報通信技術を中心とする各種のみじかい調査結果や解説をとりあげます． 
この  “ブログ” の目的については 「ブログの目的」 に書きました． 
このブログの各項目に関するライセンス条件 (基本的にパブリック・ドメイン) は 「このブログの内容に関するライセンス条件」 に記述しています． 
各項目につけられた日付は入力した日付であり，調査はそれよりかなりまえにおこなわれている (したがって最近の内容をふくんでいない) ばあいがあることをおことわりしておきます． 
公開したくないコメントは yasusi&nbsp;@&nbsp;kanadas.com におくってください． 
もし内容にあやまりがあれば，あとからでも訂正しますので，連絡してください．]]></subtitle>
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   <title>DSMS の蓄積機能</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/11/dsms_4.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3875</id>
   
   <published>2008-11-12T11:52:31Z</published>
   <updated>2008-11-12T12:01:26Z</updated>
   
   <summary> データ・ストリーム管理システム (DSMS) はデータを基本的にはメモリ上で処理し，ディスクを使用しない．  しかし，データがあとで使用されるばあいにはそれを...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="データ・ストリーム管理システム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
<a href="/investigation-j/2008/10/post_55.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システム</a> (DSMS) はデータを基本的にはメモリ上で処理し，ディスクを使用しない． 
しかし，データがあとで使用されるばあいにはそれをディスクに格納するばあいもある． 
この機能を DSMS の蓄積機能とよぶことにする． 
ここでは蓄積機能について説明する． 
</p>]]>
      <![CDATA[<p>
継続的クエリが基本的には最近入力されたデータにだけを使用するのに対して，DSMS に対してアドホック・クエリとよばれる一時的なクエリも入力されうる． 
アドホック・クエリはそれが入力されて以降の一定範囲のストリーム・データに対して適用されるばあいもあるが，過去のデータを必要とするばあいもある． 
このようなクエリの入力が可能なばあいには，あらかじめ過去のデータを蓄積しておく必要がある． 
</p>
<p>
DSMS の蓄積機能についての論文はあまりないが，Babcock ら [Bab 02] は過去のデータを参照するクエリ 
(Queries Referencing Past Data) との関係で，それにふれている． 
すなわち，通常，ストリームにふくまれるすべての情報を保存することはできないので，汎用の概要や集約を生成して保存するという案がしめされている． 
ただし，この案を実現しているわけではないし，それに関する文献を参照してもいない．
</p>

<h3>参考文献</h3>

<ul>
<li>[Bab 02] Babcock, B., Babu, S., Datar, M., Motwani, R., and Widom, J., “Models and Issues
in Data Stream Systems”, <cite>21st ACM Symposium on Principles of Database Systems (PODS 2002)</cite>,
2002. 
</li>
</ul>
]]>
   </content>
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   <title>DSMS のデータ量削減機能</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/11/dsms_3.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3874</id>
   
   <published>2008-11-12T11:30:58Z</published>
   <updated>2008-11-18T16:20:05Z</updated>
   
   <summary> データ・ストリーム管理システム (DSMS) はデータを基本的にはメモリ上で処理し，ディスクを使用しない．  しかし，データがあとで使用されるばあいにはそれを...</summary>
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         <category term="データ・ストリーム管理システム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
<a href="/investigation-j/2008/10/post_55.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システム</a> (DSMS) はデータを基本的にはメモリ上で処理し，ディスクを使用しない． 
しかし，データがあとで使用されるばあいにはそれをディスクに格納するばあいもある． 
メモリにくらべてディスクのほうがスループットがひくいため，ディスクに格納する際にはデータ量を削減する必要がある． 
そのための方法について説明する．
</p>
]]>
      <![CDATA[<p>
データ量を削減して CPU 負荷やメモリ負荷を減少させるために，つぎのようなさまざまな方法が使用される [Bab 02]． 
いずれの方法を使用するかは，データの解析にあたってどのようなデータ・ストリーム・マイニングの技法を使用するかに依存する [Gab 05]．
</p>
<dl>
<dt>集約</dt>
<dd>集約 (aggregation) とは，共通の属性をもつストリーム要素をまとめることをいう． 
まとめるための代表的な方法としてヒストグラム [Sou 04] がある． 
すなわち，共通の属性をもつものを計数する方法がある．
</dd>
<dt>負荷間引</dt>
<dd>負荷間引 (load shedding) [Sob 07] とは，ストリーム要素をまびくことによってデータを削減することをいう． 
まびくための代表的な方法として 2.3.2 項においてものべたサンプリング [Cla 93] [Duf 04] がある． 
ネットワーク上の複数の地点でサンプリングをおこなうとき，軌跡サンプリ
ング (trajectory sampling) [Duf 01] という方法を使用することによって，各地点において同一のトラフィックを選択することができる．
</dd>
<dt>スケッチまたは概要</dt>
<dd>ストリーム要素をまとめるための集約より高度な方法として，スケッチ (sketch) 別名は概要 (synopsis) [Gil 01] [Alo 96] [Alo 99] がある． 
スケッチにおいては，目的とする演算に必要な情報を圧縮されたかたちでもつ概要データ構造を入力データからつくる． 
すなわち，その演算に必要のない情報を廃棄することによってデータ量の削減をはかる．
</dd>
<dt>ウェイブレット</dt>
<dd>フーリエ変換が時間によらない正弦波を使用した変換であるのに対して，ウェイブレット変換 (wavelet transformation) 
は一定範囲の時間だけ 0 でない値をもつ関数 (すなわち wavelet) 
を使用した類似の変換である． 
ウェイブレットを使用するデータ削減法 [Hua 01] [Cha 00] 
においては，入力データを時系列とみなし，それをウェイブレット変換した結果を概要として保存する 
(ウェイブレットは概要の一種ともみなすことができる)． 
SQL によって記述されるようなクエリは，この概要に適用することによって近似された解をえることができる． 
</dd>
</dl>
<p>
これらのデータ削減法のおおくはストリーム・データ処理以前に，データベースに関連するさまざまな研究，たとえば 
OLAP (On-line Analytical Processing，オンライン分析処理)，DSS (Decision Support System，意思決定支援システム) 
の研究のなかで開発されてきた． なお，これらの方法の
うち，サンプリングや概要においては乱数やハッシングが重要なやくわりをはたす． 
また，データを削減するわけではないが，平均スループットはたかくても入力がバーストする，すなわち一時的にスループットをこえるときには，バッファリングによって入力を平均化する方法もある 
(Babcock ら [Bab 02] はこの方法を batch processing と呼んでいる)． 
</p>

<h3>参考文献</h3>

<ul>
<li>[Alo 96] Alon, N., Matias, Y., and Szegedy, M., “The Space Complexity of Approximating the
Frequen-cy Moments”, <cite>28th Annual ACM Symposium on Theory of Computing (STOC)</cite>, pp. 20–29, 1996.
</li>
<li>[Alo 99] Alon, N., Matias, Y., and Szegedy, M., “The Space Complexity of Approximating the
Frequen-cy Moments”, <cite>Journal of Computer and System Sciences</cite>, Vol. 58, No. 1, pp. 137–147,
February 1999. 
</li>
<li>[Bab 02] Babcock, B., Babu, S., Datar, M., Motwani, R., and Widom, J., “Models and Issues
in Data Stream Systems”, <cite>21st ACM Symposium on Principles of Database Systems (PODS 2002)</cite>, 2002.
</li>
<li>[Cha 00] Chakrabarti, K., Garofalakis, M. N., R., Rastogi, and Shim, K., “Approximate
Query Processing Using Wavelets”, <cite>26th Int’l Conference on Very Large Data Bases</cite>, pp.
11–122, 2000. 
</li>
<li>[Cla 93] Claffy, K. C., Polyzos, G. C., and Braun, H.-W., “Application of Sampling
Methodologies to Network Traffic Characterization”, <cite>Applications, Technologies,
Architectures, and Protocols for Com-puter Communication (SIGCOMM’93)</cite>, pp. 194–203, 1993.
</li>
<li>[Duf 01] Duffield, N. G. and Grossglauser, M., “Trajectory Sampling for Direct Traffic
Observation”,  <cite>IEEE/ACM Transactions on Networking</cite>, Vol. 9,  No. 3, pp. 280–292, Jun 2001. 
</li>
<li>[Duf 04] Duffield, N., “Sampling for Passive Internet Measurement: A Review”, <cite>Statistical
Science</cite>, Vol. 19, No. 3, pp. 472–498, 2004.
</li>
<li>[Gab 05] Gaber, M. M., Zaslavsky, A., and Krishnaswamy, S., “Mining Data Streams: A
Review”, <cite>ACM SIGMOD Record</cite>, Vol. 34 , No. 2, pp. 18–26, June 2005.
</li>
<li>[Gil 01] Gilbert, A., Kotidis, Y., Muthukrishnan, S., and Strauss, M., “QuickSAND: Quick
Summary and Analysis of Network Data”, <cite>DIMACS Technical Report</cite>, 2001-43, November 2001. 
</li>
<li>[Hua 01] Huang, P., Feldmann, A., and Willinger, W., “A Non-instrusive, Wavelet-based
Approach to Detecting Network Performance Problems”, <cite>1st ACM SIGCOMM Workshop on Internet
Measurement (IMW’01)</cite>, pp. 213–227, 2001. 
</li>
<li>[Sob 07] Søberg, J., Hernes, K. H., Siekkinen, M., Goebel, V., and Plagemann, T., “A
Practical Evalua-tion of Load Shedding in Data Stream Management Systems for Network
Monitoring”, <cite>1st European Workshop on Data Stream Analysis (WDSA’07)</cite>, March 2007.
</li>
<li>[Sou 04] Soule, A., Salamatia, K., Taft, N., Emilion, R., and Papagiannaki, K., “Flow
Classification by Histograms, or How to Go on Safari in the Internet”, <cite>Joint Int’l
Conference on Measurement and Modeling of Computer Systems (SIGMETRICS/Performance’04)</cite>,
pp. 49–60, 2004. 
</li>
</ul>
]]>
   </content>
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<entry>
   <title>DSMS と人間の情報処理における注意のアナロジー</title>
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   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3872</id>
   
   <published>2008-11-11T14:08:26Z</published>
   <updated>2008-11-11T15:02:16Z</updated>
   
   <summary> 人間は注意をはらうことによって，入力される情報のうち特定の部分だけをとりこみ，他をほとんど無視することができる．  このような情報処理の方法はデータ・ストリー...</summary>
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   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
人間は注意をはらうことによって，入力される情報のうち特定の部分だけをとりこみ，他をほとんど無視することができる． 
このような情報処理の方法は<a href="/investigation-j/2008/10/post_55.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システム</a> (DSMS) においても有効であり，ネットワークの異常検知などにおいて類似の方法を使用することができる．
</p>
]]>
      <![CDATA[<p>
ひとは入力される情報のなかになにかを発見すると，その原因となっている物体などに注意をむける． 
注意をむけることによって，それまでわからなかった詳細な分析が可能になる．
</p>
<p>
ネットワークにおける異常の自動検知システムは DSMS の一種とかんがえることができる． 
異常検知システムも，通常うけとっている入力ストリームのなかに異常をみつけると，それをより詳細に解析するように設計することができる． 
このような異常検知の方法は人間が異常に注意をむけるのに似ているということができる．
</p>
]]>
   </content>
</entry>
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   <title>DSMS と人間の情報処理における情報統合のアナロジー</title>
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   <published>2008-11-11T13:48:43Z</published>
   <updated>2008-11-11T14:03:17Z</updated>
   
   <summary> 「DSMS と人間の情報処理における記憶のアナロジー」 においてはデータ・ストリーム管理システム (DSMS) と人間の脳とで記憶の構造に類似性があることを指...</summary>
   <author>
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      <![CDATA[<p>
「<a href="/investigation-j/2008/11/post_56.html" target="_blank">DSMS と人間の情報処理における記憶のアナロジー</a>」 においては<a href="/investigation-j/2008/10/post_55.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システム</a> (DSMS) と人間の脳とで記憶の構造に類似性があることを指摘した． 
ここではさらに，さまざまなセンサーからの情報を総合するやりかたにおいても，DSMS と脳とで類似性があり，前者は後者からまなべることを指摘したい．
</p>
]]>
      <![CDATA[<p>
人間の脳にはさまざまな感覚器からの信号が入力される． 
それぞれの信号は不完全であり，あいまいである． 
脳はそれらの情報を総合して外界の物体などを認識する． 
</p>
<p>
DSMS においても，さまざまなセンサーやルータなどから入力される情報は不完全かつあいまいである． 
DSMS の上位のシステムにおいては，DSMS に適切なクエリをあたえるとともに，DSMS から受信したストリームを適切に処理することによって，ここから必要な知識をえる必要がある． 
この処理は人間の脳における処理によく似ているということができるだろう．
</p>
<p>
したがって，DSMS におけるこのような情報の総合のしかた (情報統合) は人間の情報処理のしかたから，まなぶことができるだろう．
</p>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>DSMS と人間の情報処理における記憶のアナロジー [未完]</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/11/post_56.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3870</id>
   
   <published>2008-11-11T13:07:06Z</published>
   <updated>2008-11-14T13:35:12Z</updated>
   
   <summary> ひとはたえず入力される情報を処理している．  その意味で，ひとはデータ・ストリーム管理システム (DSMS) であるということができる．  したがって，逆に ...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
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         <category term="データ・ストリーム管理システム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
ひとはたえず入力される情報を処理している． 
その意味で，ひとは<a href="/investigation-j/2008/10/post_55.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システム</a> (DSMS) であるということができる． 
したがって，逆に DSMS に人間の情報処理モデルをあてはめることができる． 
ここではとくに両者の記憶の構造にアナロジーがなりたつことをしめす． 
</p>
]]>
      <![CDATA[<h3>情報処理モデルと記憶のモデル</h3>

<p>
認知心理学における人間の情報処理モデルの基本要素はつぎの 3 つである．
</p>
<ul>
<li>知覚 (入力)</li>
<li>認知 (記憶・処理)</li>
<li>行動 (出力)</li>
</ul>
<p>
ここでは，これらのうちとくに認知に注目する． 
認知は記憶と処理とによってなりたつが，このうち，W. James [Jam 90] や Atkinson ら [Atk 68] によって記憶はさらにつぎのようにわけられている．
</p>
<ul>
<li>1 次記憶 (短期記憶)</li>
<li>2 次記憶 (長期記憶)</li>
</ul>
<p>
入力された情報はまず 1 次記憶にたくわえられる． 
そのうちの一部が 2 次記憶にたくわえられる． 
1 次記憶は容量がすくないが，特に努力を要することなく，正確な想起が可能である． 
それに対して 2 次記憶は容量はおおいが，想起のためにはかなりの努力を要し，また正確な想起は困難である． 
</p>

<h3>DSMS の記憶とのアナロジー</h3>

<p>
コンピュータにおいても 1 次記憶 (RAM) と 2 次記憶 (ディスク) があり，その関係は人間におけるそれらに似ている [脚注]． 
すなわち，1 次記憶は容量がすくないが，高速にアクセスできる． 
また，2 次記憶は容量がおおいが，低速である． 
しかし，コンピュータにおいては 2 次記憶，3 次記憶においても想起は正確でなければならない． 
この点において人間の 2 次記憶とはことなっている．
</p>
<p>
しかし，DSMS においてはこの点でもアナロジーがなりたつ． 
DSMS においては入力データはストリームとして，常時，入力される． 
したがって，1 次記憶には入力データをすべてたくわえられるだけのスループットが要求される． 
しかし，2 次記憶にこのようなスループットを要求することは困難である． 
</p>
<p>
低速なデバイスでも多数，並列化すればスループットを向上させることができる． 
しかし，そうすることによってコストがはねあがり，実現困難になる． 
適当な価格におさえるためには，スループットがひくくても処理できるように，2 次記憶への入力レートをおさえる必要がある． 
すなわち，圧縮，集約などの方法によってデータ量を削減することが必要である． 
データ量の削減によって，もとのデータを正確に想起することはできなくなる． 
</p>
<p>
データ量が削減され，正確な想起ができなくなるという点は，人間の情報処理と DSMS のそれとでよく一致しているとかんがえられる． 
人間の脳はかなりの記憶容量があるが，それでも，つぎつぎに情報が入力されることによって一種の圧縮がおこなわれて，ふるい記憶が変形されてしまう． 
そのために完全な想起ができなくなる． 
</p>
<p>
人間の脳は完全でないとはいえ，よくできていることはまちがいない． 
したがって，このように DSMS がそれとよく似ているのであれば，人間からまなぶべきところがあるにちがいない． 
したがって，さらにそれを検討していきたい．
</p>
<p>
<small>[脚注] コンピュータにおいては記憶の階層がさらに複雑になっている． 
RAM にも DRAM (Dynamic RAM) と SRAM (Static RAM) があり，そのアクセス速度にはおおきな差がある． 
この差が DSMS のアーキテクチャにもおおきな影響をおよぼす 
[Est 03]．
</small>
</p>

<h3>参考文献</h3>

<ul>
<li>[Atk 68] Atkinson, R. C. and Shiffrin, R. M., “Human Memory: A Proposed System and Its Control Processes”, in K. W. Spence and J. T. Spence, eds., “The Psychology of Learning and Motivations”, Vol, 2, Academic Press, 1968.
</li>
<li>[Est 03] Estan, C. and Varghese, G., “New Directions in Traffic Measurement and
Accounting”, <cite>ACM Transactions on Computer Systems</cite>, Vol. 21, No. 3, pp. 270–313, August 2003. 
</li>
<li>[Jam 90] James, W., "The Principles of Psychology", New York, Holt, 1890.
</li>
</ul>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>IP トラフィックの統計的性質</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/ip_7.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3774</id>
   
   <published>2008-10-30T14:18:24Z</published>
   <updated>2008-10-30T14:23:15Z</updated>
   
   <summary> IP トラフィックの統計的性質に関して記述した項目を列挙する． ...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="インターネットのプロトコル" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="シミュレーションと評価" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="概要" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
IP トラフィックの統計的性質に関して記述した項目を列挙する．
</p>
]]>
      <![CDATA[<ul>
<li><a href="/investigation-j/2008/05/post_49.html" target="_blank">バースト性をはかる指標</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/05/rtt_tcp_1.html" target="_blank">RTT よりみじかい時間スケールでは単純な自己相似モデルからはずれる TCP トラフィック</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/05/tcp_udp_1.html" target="_blank">TCP / UDP とトラフィックの自己相似性</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/06/mmpp_1.html" target="_blank">MMPP によるトラフィック生成</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/06/post_48.html" target="_blank">ネットワーク・トラフィックの性質</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/06/lan_1.html" target="_blank">LAN やインターネットにおけるパケット長の分布</a>
</li>
</ul>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>IPsec 概要</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/ipsec_1.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3773</id>
   
   <published>2008-10-30T13:53:03Z</published>
   <updated>2008-10-30T13:57:44Z</updated>
   
   <summary> IPsec (Security Architecture for Internet Protocol，アイピーセック) は，認証機能と暗号化機能をもち，暗号技...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="インターネットのプロトコル" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="セキュリティ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="概要" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
IPsec (Security Architecture for Internet Protocol，アイピーセック) は，認証機能と暗号化機能をもち，暗号技術を用いて IP パケット単位でデータの改竄防止や秘匿機能を提供するプロトコルである． 
</p>
]]>
      <![CDATA[<h3>関連項目</h3>

<ul>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipsec_3.html" target="_blank">IPsec</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipsec_ssltls.html" target="_blank">IPsec と SSL / TLS との比較</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/12/_ike_1.html" target="_blank">インターネット鍵交換 (IKE) の機能</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/12/_ver_2_ikev2.html" target="_blank">インターネット鍵交換 ver 2 (IKEv2) の利点</a>
</li>
</ul>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>IPv6 概要</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/ipv6_2.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3772</id>
   
   <published>2008-10-30T13:42:58Z</published>
   <updated>2008-10-30T14:31:11Z</updated>
   
   <summary> IPv6 (アイピーブイ 6，アイピーバージョン 6，Internet Protocol Version 6) とは，RFC 2460 によってさだめられたイ...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="インターネットのプロトコル" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="概要" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
IPv6 (アイピーブイ 6，アイピーバージョン 6，Internet Protocol Version 6) とは，RFC 2460 によってさだめられたインターネット・プロトコル (IP) の次世代版 (Version 6) となる通信プロトコルである．
</p>
]]>
      <![CDATA[<h3>IPv6 関連項目</h3>

<ul>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv6.html" target="_blank">IPv6</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ip_1.html" target="_blank">IP アドレスとセキュリティおよびプライバシー</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv6_9.html" target="_blank">IPv6 のアドレス自動設定</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/dhcpv6.html" target="_blank">DHCPv6</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/dhcpv6_1.html" target="_blank">DHCPv6 のセキュリティ</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/icmp_v4_4.html" target="_blank">ICMP (インターネット制御メッセージ・プロトコル) for IPv6</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/_neighbor_discovery_protocol.html" target="_blank">近隣者発見プロトコル (Neighbor Discovery Protocol)</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/post_32.html" target="_blank">セキュアな近隣者発見</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv6_1.html" target="_blank">IPv6 の利点</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv4_ipv6_1.html" target="_blank">IPv4 から IPv6 への移行と共存のための技術</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/_ipv4_ipv6.html" target="_blank">アプリケーション・レベルでの IPv4 から IPv6 への移行手順</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv6_12.html" target="_blank">IPv6 によるセキュリティ上の脅威の緩和</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv6_10.html" target="_blank">IPv6 特有のセキュリティ上の脅威</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv6_8.html" target="_blank">IPv6 のセキュリティ上の問題</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/_ipv6_1.html" target="_blank">企業における IPv6 のセキュリティ・モデル</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv6_ipv4_1.html" target="_blank">IPv6 と IPv4 の共存環境で発生しうるセキュリティ上の脅威</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/11/ipv6_7.html" target="_blank">IPv6 のマルチ・ホーム / 複数アドレス付与とそれによって発生する問題</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/12/ipv6_3.html" target="_blank">IPv6 アドレス選択における既定の動作</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/12/ipv6_5.html" target="_blank">IPv6 のマルチキャスト・アドレス</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/12/_mld_1.html" target="_blank">マルチキャスト・リスナ発見 (MLD)</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/12/ipv6_ipv4_nat.html" target="_blank">IPv6, IPv4 と NAT</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2007/12/_ipv4_ipv6_2.html" target="_blank">トンネリングによる IPv4 から IPv6 への移行 [未完]</a>
</li>
</ul>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>データ・ストリーム管理システムのクエリ機能</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/post_51.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3768</id>
   
   <published>2008-10-29T12:42:36Z</published>
   <updated>2008-11-12T12:03:19Z</updated>
   
   <summary> データ・ストリーム管理システム (DSMS) においては，Tapestry [Ter 92] 以来，継続的クエリが重視されてきている． そこで，ここで もまず...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="データ・ストリーム管理システム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
<a href="/investigation-j/2008/10/post_55.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システム</a> (DSMS) においては，<a href="/investigation-j/2008/10/post_53.html#Tapestry" target="_blank">Tapestry</a> [Ter 92] 以来，<strong>継続的クエリ</strong>が重視されてきている． そこで，ここで
もまず継続的クエリについて説明
<!-- したあと，他の種類のクエリについて説明 -->
する．
</p>
]]>
      <![CDATA[<p>
DSMS においては到着したデータを未来永劫，保存することはできない． 
そのため，実行可能なクエリの対象は比較的最近到着したデータだけを対象とする必要がある． 
このような限定のための方法が<strong>スライディング・ウィンドウ</strong> [Bab 02] である． 
DSMS においてあつかうデータの種類として<strong>ストリーム</strong>と<strong>関係</strong> (relation) 
とがあるが，スライディング・ウィンドウはストリームを入力して関係
をかえすオペレータである． 
データ・ストリーム管理システム <a href="/investigation-j/2008/10/post_53.html#STREAM" target="_blank">STREAM</a> [Ara 09] のといあわせ言語である CQL (Continuous Query Language) においては，つぎのような種類のスライディング・ウィンドウが定義されている [Ara 09]．
</p>
<dl>
<dt>要素にもとづくスライディング・ウィンドウ</dt>
<dd>スライディング・ウィンドウ <code>[Rows N]</code> はストリームの要素のうち最新の N 個を抽出する． 
また，<code>[Rows Unbounded]</code> は範囲を限定しない (無限の過去からの) 要素を意味する．
</dd>
<dt>時間にもとづくスライディング・ウィンドウ</dt>
<dd>スライディング・ウィンドウ <code>[Range t]</code> はある時間 t だけ過去から現在までのあいだに到着した
ストリーム要素を抽出する． たとえば，<code>[Range 2 Minutes]</code> は 2 分前から現在までに到着した要素
を抽出する． また，<code>[Now]</code> は最新の要素だけを抽出する．
</dd>
<dt>分割されたスライディング・ウィンドウ</dt>
<dd>スライディング・ウィンドウ <code>[Partition By A1, …, Ak Rows N]</code> は，最近の N 個の要素について
ストリームのフィールド A1, …, Ak の値がひとしいものどうしをまとめて，このストリームをサブストリームに分割する．
</dd>
</dl>
<p>
スライディング・ウィンドウがストリームから関係へのオペレータだったのに対して，CQL 
はつぎのような関係からストリームへのオペレータももっている．
</p>
<dl>
<dt>Istream</dt>
<dd>Istream (insert stream) は時刻 t における関係 R(t) と時刻 t–1 における関係 R(t–1)をもとに
して，時刻 t において関係 R に追加された要素すなわち R(t) – R(t–1) を時刻 t における要素と
するストリームをもとめる．
</dd>
<dt>Dstream</dt>
<dd>Dstream (delete stream) は時刻 t において関係 R から削除された要素すなわち R(t–1) – R(t)
を時刻 t における要素とするストリームをもとめる．
</dd>
<dt>Rstream</dt>
<dd>Rstream (relation stream) は時刻 t において関係 R がふくむ要素すべてを時刻 t における要素
とするストリームをもとめる．
</dd>
</dl>
<p>
CQL や Tapestry のといあわせ言語 TQL (Tapestry Query Language) をはじめとして，おおくの DSMS の<strong>継続的クエリ</strong>記述言語は関係データベースのための
クエリ記述言語 (といあわせ言語) SQL (Structured Query Language) にもとづいている． ここでは CQL によるクエリの例を列挙する．
</p>
<p>
第 1 の例は 2 つのストリーム S1, S2 を join する単純なものである．
</p>
<pre>
SELECT * FROM S1 [Rows 1000], S2 [Range 2 Minutes]
WHERE S1.A = S2.A and S1.A > 10
</pre>
<p>
ここでは 2 つのストリームからそれぞれスライディング・ウィンドウによって関係がもとめられ，
それらを join した関係が結果としてもとめられている． この例は Arasu [Ara 09] から引用した．
</p>
<p>
第 2 の例はバックボーン B のトラフィックのうち顧客のネットワーク C に帰するものがどれだけのわりあいをしめるのかをもとめるクエリ Q3 である:
</p>
<pre>
(SELECT count(*) FROM C, B
    WHERE C.src = B.src and C.dest = B.dest and C.id = B.id)  /
(SELECT count(*) FROM B)
</pre>
<p>
この例は Babcock ら [Bab 02] から引用した． 
ここではスライディング・ウィンドウが指定されていないので，ウィンドウ・サイズはシステムにまかされている． 
このようなあいまいさを許容しているのは，CQL の設計において厳密さよりもつかいやすさを重視しているからだとかんがえられる．
</p>
<p>
最後に Istream と Rstream に関する例を 1 個ずつあげる． これらも Arasu [Ara 09] から引用した．
</p>
<pre>
SELECT Istream(*) FROM S [Rows Unbounded] WHERE S.A > 10
SELECT Rstream(S.A, R.B) FROM S [Now], R WHERE S.A = R.A
</pre>
<p>
いずれも比較的単純なフィルタリングをおこなっている． 
Istream や Dstream を使用すればストリームにふくまれるデータを全体として関係に変換してあつかうことになるが，Rstream 
を使用すれば要素ごとに関係に変換してあつかうことになる． 
このように，CQL においては単純なフィルタリングをおこなうためにも，いったんストリームを関係に変換する必要がある．
</p>

<h3>参考文献</h3>

<ul>
<li>[Ara 09] Arasu, A., Babcock, B., Babu, S., Cieslewicz, J., Datar, M., Ito, K., Motwani,
R., Srivastava, U., and Widom, J., “STREAM: The Stanford Data Stream Management System”,
in Garofalakis, M., Ge-hrke, J., Rastogi, R., ed., “Data Stream Management: Processing
High-speed Data Streams (Data-Centric Systems and Applications)”, Springer-Verlag New
York, 2009, http://dbpubs.stanford.edu:8090/pub/2004-20.
<li>[Bab 02] Babcock, B., Babu, S., Datar, M., Motwani, R., and Widom, J., “Models and Issues
in Data Stream Systems”, <cite>21st ACM Symposium on Principles of Database Systems (PODS 2002)</cite>,
2002.
</li>
<li>[Ter 92] Terry, D., Goldberg, D., Nichols, D., and Oki, B., “Continuous Queries over
Append-Only Da-tabases”, <cite>1992 ACM SIGMOD Int’l Conference on Management of Data, pp.
321-330</cite>, 1992.
</li>
</ul>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>データ・ストリーム管理システムの実例</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/post_53.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3767</id>
   
   <published>2008-10-29T12:36:48Z</published>
   <updated>2008-11-12T12:04:05Z</updated>
   
   <summary> 代表的なデータ・ストリーム管理システム (DSMS) として，つぎのようなものがある． ...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="データ・ストリーム管理システム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
代表的な<a href="/investigation-j/2008/10/post_55.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システム</a> (DSMS) として，つぎのようなものがある．
</p>
]]>
      <![CDATA[<dl>
<dt><a id="Tapestry" name="Tapestry">Tapestry</a></dt>
<dd>Tapestry [Ter 92] は Xerox PARC の D. Terry らによって開発された先駆的なデータ・ストリーム管理システムである． 
後述する継続的クエリをはじめとする DSMS の主要な概念が，すでにここにあらわれている．
</dd>
<dt><a id="STREAM" name="STREAM">STREAM</a></dt>
<dd>STREAM (STanford stREam datA Manager) [Ara 09] は Stanford University の A. Arasu らによって開発された． 
クエリの最適化や分散 DSMS の開発など，さまざまな研究開発が STREAM を
ベースとしておこなわれた．
</dd>
<dt><a id="TelegraphCQ" name="TelegraphCQ">TelegraphCQ</a></dt>
<dd>TelegraphCQ [Cha 06] は，UCB における Telegraph プロジェクトの一部として，関係データベース Post-greSQL をもとにして 
S. Chandrasekaran らによって開発されたデータ・ストリーム管理システムである． 
PostgreSQL のコードを大幅にかきかえることなく使用することができたという．
</dd>
<dt><a id="GigaScope" name="GigaScope">GigaScope</a></dt>
<dd>GigaScope [Cra 03] は AT&T Labs の C. Cranor らによって開発された，ネットワーク・アプリケーションに特化されたデータ・ストリーム管理システムである． 
DSMS へのクエリの形式として通常は継続的クエリが使用されるが，GigaScope 
においてはそれがネットワーク・データ解析には不適切だとして，独自の形式をつかっている (詳細は次項においてのべる)． 
STREAM や TelegraphCQ などとちがってプログラムは公開されていない． 
</dd>
</dl>
<p>
Tapestry をのぞくと，上記のものをはじめとして，おおくの DSMS は 2003 年ころに論文発表されている． 
</p>

<h3>参考文献</h3>

<ul>
<li>[Ara 09] Arasu, A., Babcock, B., Babu, S., Cieslewicz, J., Datar, M., Ito, K., Motwani,
R., Srivastava, U., and Widom, J., “STREAM: The Stanford Data Stream Management System”,
in Garofalakis, M., Ge-hrke, J., Rastogi, R., ed., “Data Stream Management: Processing
High-speed Data Streams (Data-Centric Systems and Applications)”, Springer-Verlag New
York, 2009, http://dbpubs.stanford.edu:8090/pub/2004-20.
</li>
<li>[Cha 06] Chandrasekaran, S., Cooper, O., Deshpande, A., Franklin, M. J., Hellerstein, J.
M., Krishna-murthy, S., Madden, S. R., Reiss, F., and Shah, M. A., “TelegraphCQ:
Continuous Dataflow Process-ing”, <cite>2003 ACM SIGMOD Int’l Conference on Management of Data</cite>,
pp. 668–668, 2003.
</li>
<li>[Cra 03] Cranor, C., Johnson, T., and Spataschek, O., “Gigascope: A Stream Database for
Network Ap-plications”, <cite>2003 ACM SIGMOD Int’l Conference on Management of Data</cite>, pp.
647–651, 2003.
</li>
<li>[Ter 92] Terry, D., Goldberg, D., Nichols, D., and Oki, B., “Continuous Queries over
Append-Only Da-tabases”, <cite>1992 ACM SIGMOD Int’l Conference on Management of Data</cite>, pp.
321-330, 1992.
</li>
</ul>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>データ・ストリーム管理システムの構成</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/post_52.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3766</id>
   
   <published>2008-10-29T12:28:33Z</published>
   <updated>2008-10-30T13:20:55Z</updated>
   
   <summary> データ・ストリーム管理システム (DSMS) の構成について説明する． ...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="データ・ストリーム管理システム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
<a href="/investigation-j/2008/10/post_55.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システム</a> (DSMS) の構成について説明する．
</p>
]]>
      <![CDATA[<p>
DSMS の構成をもっとも単純化すると下図のように表現することができる． 
DSMS は外部から 1 個または複数個のデータ・ストリームを入力し，それを記憶部に格納する． 
記憶部には複数の種類のメモリがふくまれうる． 
しかし，たかいスループットが要求されるため，中心となるメモリは
DRAM，SRAM などの RAM (ランダム・アクセス・メモリ)である． 
この点が，ディスクを中心とする
データベース管理システム (DBMS) とはおおきくことなっている．
</p>
<p>
DSMS は外部からクエリを入力してその結果を出力する． 
DSMS がもつこの機能を<strong>クエリ機能</strong> (query
function) または質問応答機能とよぶことにする． 
クエリを入力して結果を出力するという点では
DBMS とおなじだが，DBMS とはちがって，クエリを一度入力するとデータの到着にしたがって継続的に結果をかえす
<strong>継続的クエリ</strong> (continuous query) が中心的なやくわりをはたす．
</p>
[図 略]
<p>
この構成をフロー情報出力にあてはめると，DSMS は基本的にはエクスポータである． 
フロー情報出力においてはクエリが陽にあつかわれていないが，
どこにどのような情報を出力するかを設定する必要があり，
その設定は継続的クエリの一種とみなすことができる． 
図におけるクエリ処理部は，出力プロセスだけでなく，IPFIX のモデルにおける計測プロセスもふくむ．
</p>
<p>
DSMS においては継続的にデータが入力されるため，入力されたデータをすべて保存することはできない． 
そのため，クエリの対象とならない，ふるいデータは廃棄する必要がる． 
また通常，高速
メモリは低速メモリとくらべて容量がかぎられるため，高速メモリの内容をふるいほうから圧縮したり
一部を抽出したりするなどして集約し，その結果を低速メモリにうつす必要があるかもしれない． 
このようにデータを集約する DSMS の機能を<strong>集約機能</strong> (aggregation function) とよび，低速メモリ
にうつす機能を<strong>蓄積機能</strong> (storage function) とよぶことにする．
</p>
<p>
低速メモリは高速メモリとくらべるとスループットがひくいため，DSMS の最高処理性能を維持する
ためには，データ蓄積の際にそのスループットをこえないようにデータの一部を破棄したり，圧縮したりする必要がある．
また，DSMS においてはメモリ性能だけでなく CPU 性能が最高処理性能をきめるばあいがある．
Arasu ら [Ara 09] はメモリが性能をきめるばあいと CPU が性能をきめるばあいをわけて対策を検
討している．
</p>

<h3>関連項目</h3>

<ul>
<li><a href="/investigation-j/2008/10/post_51.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システムのクエリ機能</a>
</li>
</ul>

<h3>参考文献</h3>

<ul>
<li>[Ara 09] Arasu, A., Babcock, B., Babu, S., Cieslewicz, J., Datar, M., Ito, K., Motwani,
R., Srivastava, U., and Widom, J., “STREAM: The Stanford Data Stream Management System”,
in Garofalakis, M., Ge-hrke, J., Rastogi, R., ed., “Data Stream Management: Processing
High-speed Data Streams (Data-Centric Systems and Applications)”, Springer-Verlag New
York, 2009, http://dbpubs.stanford.edu:8090/pub/2004-20.
</li>
</ul>




]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>データ・ストリーム管理システムとは?</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/post_55.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3770</id>
   
   <published>2008-10-29T12:20:00Z</published>
   <updated>2008-11-11T14:58:08Z</updated>
   
   <summary> データ・ストリームとは，おなじ形式のデータが時間とともにつづいてながれていくときの，データの全体をいう．  そして，データ・ストリームをとりこんである期間だけ...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="データ・ストリーム管理システム" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="概要" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
データ・ストリームとは，おなじ形式のデータが時間とともにつづいてながれていくときの，データの全体をいう． 
そして，データ・ストリームをとりこんである期間だけそれを保管し，それに関する継続的クエリ (continuous query) とよばれるといあわせにこたえるシステムをデータ・ストリーム管理システム (Data Stream Management System, DSMS) という． 
</p>
]]>
      <![CDATA[<h3>関連項目</h3>

<ul>
<li><a href="/investigation-j/2008/10/post_52.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システムの構成</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/10/post_53.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システムの実例</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/10/post_51.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システムのクエリ機能</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/11/post_56.html" target="_blank">データ・ストリーム管理システムと人間の情報処理とのアナロジー</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/11/dsms_1.html" target="_blank">DSMS と人間の情報処理における情報統合のアナロジー</a>
</li>
<li><a href="/investigation-j/2008/11/dsms.html" target="_blank">DSMS と人間の情報処理における注意のアナロジー</a>
</li>
</ul>

<p>注: 
この説明を記述するにあたって DSMS の定義や説明を Web 上で検索したが，定義またはそれにちかいかたちの記述はみつからなかった． 
そのため，上記の説明は独自に記述したものである．
</p>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>広域異常トラヒック検知・制御システム WINDS の構成</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/_winds_1.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3765</id>
   
   <published>2008-10-29T12:09:39Z</published>
   <updated>2008-10-30T14:35:20Z</updated>
   
   <summary> WINDS [Nis 08] [Kuw 08] は DDOS (分散サービス拒否攻撃)  をはじめとする各種の DOS  の対策を目的とする広域トラフィック監...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="セキュリティ" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
         <category term="トラフィック計測・監視" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
WINDS [Nis 08] [Kuw 08] は DDOS (分散サービス拒否攻撃) 
をはじめとする各種の DOS 
の対策を目的とする広域トラフィック監視・制御のためのシステムであり，
NTT 情報流通プラットフォーム研究所 (PF 研) を中心として，おもに総務省委託研究 「次世代バックボーンの研究開発」 において開発されている． 
</p>
]]>
      <![CDATA[<p>
WINDS はつぎの要素から構成されている． 
(西田ら <a href="http://www.ntt.co.jp/journal/0803/files/jn200803012.pdf" target="_blank">[Nis 08]</a> の図 2 を参照)
</p>
<dl>
<dt>エクスポータ (ルータ)</dt>
<dd>バックボーン・ネットワークを構成するノードであり，NetFlow や sFlow によってフロー情報を出力する． 
100 台 ～ 数 1000 台のルータをふくむネットワークが想定されている． 
</dd>
<dt>フローメディエータ (フロー情報集約装置) [Yam 08]</dt>
<dd>ネットワーク監視装置や分析装置が大規模なネットワークのすべてノードからの出力を直接うけて処理すると過負荷になる． 
そのため，エクスポータと監視装置・分析装置とのあいだにフローメディエータをおく． 
フローメディエータは NetFlow プロトコルによって受信した情報のなかから不要なものをのぞいて圧縮し，ふたたび NetFlow 
プロトコルによって出力する． 
</dd>
<dt>トラヒック制御システム I-TRACS [Kaw 08]</dt>
<dd>トラヒック制御システムは，広域監視装置からアラート情報を受信するとスポット分析装置にその分析を指示する． 
分析の結果，スポット分析装置から異常フロー情報を受信すると，そのフローをブロックするなどの制御指示をネットワーク制御装置にあたえる．
</dd>
<dt>広域監視装置 Nail-mx [Yam 08]</dt>
<dd>トラヒック制御システムからの指示にもとづいて広域ネットワークの監視をおこなう． 
従来の監視装置においては通信の送受信者を単位としてフローを把握していた． 
しかし，Nail-mx においては，それだけでなく通過するノードや地域拠点を単位としてフローを監視することができるようにしている．
</dd>
<dt>スポット分析装置 Nail-px [Kaw 08]</dt>
<dd>トラヒック制御システムからの指示にもとづいて疑念のあるフローに関する詳細な分析をおこない，それが異常なトラフィックだと判定されるとトラヒック制御システムにその送受信者，プロトコル，ポート番号などの情報を報告する． 
分析を指示されたフローをグループ化して，グループごとにもとのフロー情報をフローメディエータからあらためて獲得して詳細な分析をおこなう． 
</dd>
<dt>ネットワーク制御装置およびルータ制御装置</dt>
<dd>ネットワーク制御装置はネットワーク全体に関するトラヒック制御システムからの制御指示を受信する． 
それを，個々のルータを制御するルータ制御装置にふりわける．
</dd>
</dl>

<h3>参考文献</h3>

<ul>
<li>[Kaw 08]    川原 亮一, 森 達哉, 原田 薫明, 上山 憲昭, 近藤 毅, 石橋 圭介, 
“<a href="http://www.ntt.co.jp/journal/0803/files/jn200803021.pdf" target="_blank">異常トラヒック測定分析手法</a>”, 
NTT 技術ジャーナル，2008 年 3 月号, pp. 21–25, 2008.
</li>
<li>[Kuw 08]    桑原 健, 八木 毅, 村山 純一, 
“<a href="http://www.ntt.co.jp/journal/0803/files/jn200803026.pdf" target="_blank">インターネットトラヒック制御システム (i-TRACS) の開発</a>”, 
NTT 技術ジャーナル，2008 年 3 月号, pp. 26–30, 2008.
</li>
<li>[Nis 08]    西田 晴彦, 村山 純一, 石橋 圭介, 小林 淳史, 
“<a href="http://www.ntt.co.jp/journal/0803/files/jn200803012.pdf" target="_blank">広域異常トラヒック検知・制御システム (WINDS) のアーキテクチャ</a>”, 
NTT 技術ジャーナル，2008 年 3 月号, pp. 12–15, 2008. 
</li>
<li>[Yam 08]    山本 公洋, 小林 淳史, 近藤 毅, 廣川 裕, 石橋 圭介, 
“<a href="http://www.ntt.co.jp/journal/0803/files/jn200803016.pdf" target="_blank">大規模ネットワーク向け異常トラヒック監視システムの開発</a>”, 
NTT 技術ジャーナル，2008 年 3 月号, pp. 16–19, 2008. 
</li>
</ul>



]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>IP フロー情報のあつかいにおける機器構成</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/ip_6.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3764</id>
   
   <published>2008-10-29T11:58:24Z</published>
   <updated>2008-10-29T13:45:43Z</updated>
   
   <summary> トラフィック監視や計測のためにルータなどから IP フロー情報を出力し，それをサーバなどで処理するばあいの機器構成を，IETF における IP フロー情報のた...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="トラフィック計測・監視" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
トラフィック監視や計測のためにルータなどから IP フロー情報を出力し，それをサーバなどで処理するばあいの機器構成を，IETF における IP フロー情報のための標準である <a href="/investigation-j/2007/12/post_41.html#IPFIX" target="_blank">IPFIX</a> のドキュメントにしたがって，しめす． 
</p>
]]>
      <![CDATA[<p>
IPFIX における IP フロー情報の出力とその処理のための
もっとも基本的な機器構成はつぎの 2 つの要素からなる． 
</p>
<dl>
<dt>エクスポータ</dt>
<dd>IP フロー情報を出力する装置のことである． 
エクスポータは出力プロセス (exporting process) をふくむ． 
エクスポータは計測プロセスなどをふくむことによって，より高
度な処理をおこなうことができる． 
</dd>
<dt>コレクタ</dt>
<dd>IP フロー情報を入力する装置のことである． 
コレクタは収集プロセス (collecting process) をふくむ． 
</dd>
</dl>
<p>
また，エクスポータとコレクタとのあいだに，つぎの要素をはさむことができる． 
</p>
<dl>
<dt>メディエータ</dt>
<dd>エクスポータから IP フロー情報をうけとり，それをそのまままたは加工して IP
フロー情報として出力する装置のことである． 
</dd>
</dl>
<p>
IPFIX におけるこのような複合的な構成要素は RFC 3917 のなかで分類されている (下図参照)． 
ここではつぎの記号が使用されている．
</p>
<ul>
<li>O:  観察点 (observation point)
</li>
<li>M:  計測プロセス (metering process)
</li>
<li>E:  出力プロセス (exporting process)
</li>
<li>C:  収集プロセス (collecting process)
</li>
</ul>

<pre style="line-height: 100%; font-family: Courier, sans-serif">

        +---+     +-----+     +---------+       +---------+
        | E-+->   |  E--+->   |    E----+->   <-+--E   E--+->
        | | |     |  |  |     |   / \   |       |  |   |  |
        | M |     |  M  |     |  M   M  |       |  M   M  |
        | | |     | /|\ |     | /|\ /|\ |       | /|\ /|\ |
        | O |     | OOO |     | OOO OOO |       | OOO OOO |
        +---+     +-----+     +---------+       +---------+
        Probe      Basic        Complex          Multiple
                   Router       Router           Exporting
                                                 Processes

      +---+     +---+     +---+
      | E-+->   | E-+->   | E-+------------->---+
      | | |     | | |     | | | +---+         +-+-----+
      +-+-+     | M |     | M | | E-+------->-+-C-M-E-+->
        |       | | |     | | | | | | +---+   +-+-----+
      +-+-+     +-+-+     | O | | M | | E-+->---+
      | | |       |       +---+ | | | | | |
      | M |     +-+-+           | O | | M |
      | | |     | | |           +---+ | | |           +-----+
      | O |     | O |                 | O |        ->-+-C-E-+->
      +---+     +---+                 +---+           +-----+

     Protocol   Remote             Concentrator        Proxy
     Converter  Observation

        図  IPFIX における装置の種類 (RFC 3917 から引用)

</pre>

<p>
これらの構成要素のうち Concentrator (集約装置) と Proxy (代理装置) はメディエータの一種である．
</p>
]]>
   </content>
</entry>
<entry>
   <title>IP フロー情報集約のしくみ</title>
   <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.kanadas.com/investigation-j/2008/10/ip_4.html" />
   <id>tag:www.kanadas.com,2008:/investigation-j//16.3762</id>
   
   <published>2008-10-25T12:18:07Z</published>
   <updated>2008-10-27T11:25:48Z</updated>
   
   <summary> IPFIX 媒介 [Kob 08a] [Kob 08b] や IPFIX フロー集約 [Dre 08] のインターネット・ドラフトにおいては，IP フロー情報...</summary>
   <author>
      <name></name>
      
   </author>
         <category term="トラフィック計測・監視" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
   
   
   <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://www.kanadas.com/investigation-j/">
      <![CDATA[<p>
IPFIX 媒介 [Kob 08a] [Kob 08b] や IPFIX フロー集約 [Dre 08] のインターネット・ドラフトにおいては，IP フロー情報を媒介したり集約したりする装置のゆるい仕様が規定されている． 
IPFIX の要求ドキュメント [Qui 04] には IPFIX によるフロー情報を媒介するしくみとして Concentrator (集約装置) や Proxy (代理装置) が定義されているが，アーキテクチャ・ドラフトに記述された要素だけではとくに集約装置を実現するには十分でないとかんがえられる． 
それをおぎなうのが前記のドラフトである． 
</p>
]]>
      <![CDATA[<p>
IPFIX 媒介のフレームワーク・ドラフト [Kob 08a] においては，IPFIX 媒介プロセスを構成するサブプロセスとして，アーキテクチャ・ドラフト [Sad 06] にあるのと同様の<strong>計測プロセス</strong>と，このフレームワークに固有の<strong>ファイルかきこみ / よみだし</strong>とがふくまれている．
</p>

<h3><a id="measurement-process">計測プロセス</a></h3>

<p>
計測プロセスは IP フロー情報を加工するためのプロセスである． 
IPFIX 媒介のフレームワーク・ドラフト [Kob 08a] には，アーキテクチャ・ドラフトにおいて定義されているパケット選択のプロセス (サンプリング機能とフィルタ機能をもつプロセス) にくわえて，つぎのプロセスが定義されている． 
</p>

<dl>
<dt>集約プロセス (Aggregating Process)</dt>
<dd>
共通の属性 (properties) をもつフロー情報のレコードをマージする． 
</dd>
<dt>修正プロセス (Modifying Process)</dt>
<dd>
フロー情報のレコードに情報要素を追加したり削除したりする． 
または，既存の情報要素の値を変更する． 
</dd>
</dl>

<pre style="line-height: 100%; font-family: Courier, sans-serif">
   .----------. .------------------------------------. .---------.
   |          | |        Intermediate Process        | |         |
   |          | |  .-------------------------------. | |         |
   |Collecting| |  |        Metering Process       | | |Exporting|
   |Process   | |  |.-------.  .-------.  .-------.| | |Process  |
   |          |---->|sub    |->|sub    |->|sub    |--->|         |
   |          | |  ||process|  |process|  |process|| | |         |
   |          | |.->|#1     |  |#2     |  |#3     || | |         |
   |          | || |'-------'  '-------'  '-------'| | |         |
   |          | || '----|----------|----------|----' | |         |
   |          | ||      |          |          |      | |         |
   |          | || .----\/---------\/---------\/---. | |         |
   |          | |'-|  IPFIX File Reader/Writer     |<--|         |
   |          |--->|                               |-->|         |
   |          | |  '-------------------------------' | |         |
   '----------' '------------------------------------' '---------'

   Figure C: Intermediate Process Component Model. (ドラフト [Kob 08a] から引用)
</pre>

<h3><a id="file-write-read">ファイルかきこみ / よみだし</a></h3>

<p>
IPFIX ファイルかきこみ / よみだし (IPFIX File Reader/Writer) は，入力されたフロー情報をファイルにかきこみ，必要に応じてその内容を検索することができるしくみである． 
ファイルかきこみ / よみだしはアーキテクチャ・ドラフト [Sad 06] にはない機能である．
</p>

<h3>参考文献</h3>

<ul>
<li>[Dre 08] Dressler, F., Sommer, C., Muenz, G., and Kobayashi, A., “IPFIX Flow Aggregation”,
Internet Draft, draft-dressler-ipfix-aggregation-05, July 2008.
</li>
<li>[Kob 08a] Kobayashi, A., Nishida, H., and Claise, B., “IPFIX Mediation: Framework”,
Internet Draft, draft-ietf-ipfix-mediators-framework-00, June 2008. 
</li>
<li>[Kob 08b] Kobayashi, A.. Ed., “IPFIX Mediation: Problem Statement”, Internet Draft,
draft-ietf-ipfix-mediators-problem-statement-01, September 2008.
</li>
<li>[Qui 04] Quittek, J., Zseby, T.,. Claise, B., and Zander, S., “Requirements for IP Flow
Information Ex-port (IPFIX)”, RFC 3917, IETF, October 2004.
</li>
<li>[Sad 06] Sadasivan, G., Brownlee, N., Claise, B., and Quittek, J., “Architecture for IP
Flow Information Export”, Internet Draft, draft-ietf-ipfix-architecture-12, September 2006.
</li>
</ul>
]]>
   </content>
</entry>

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